スター爆笑Q&A
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スター爆笑Q&A(すたーばくしょうきゅーあんどえー)は、よみうりテレビが制作し、日本テレビ系列で放送されていたクイズとトークで構成されたバラエティー番組。1982年3月1日~1992年3月23日の10年間にわたって放送した。放映時間は月曜日の夜10時~10時54分。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 内容
スタート当初は、横山やすし・西川きよし、後期は山田邦子・桂文珍が司会を担当。内容としてはゲストのタレント・著名人が1ペアとなり計4チームで、解答者でもあるゲストのプライベートな事柄や仕事に関連して出題される問題を答えるというものであり、形式的にはクイズ番組の体裁を採ってはいたが、やす・きよの巧みな問いかけで有名人の素顔を披露する形式で注目を浴び、ややトークバラエティーの性質が強かった。月曜日のプライムタイム枠放送の肩肘凝らずに見られる番組でこの後に続く「きょうの出来事」にスムーズにつないでいった。
[編集] クイズのルール
クイズのルールは司会者の問題に対して、解答者は挙手をして回答権を得て、正解するとぬいぐるみがもらえる(ぬいぐるみ一つにつき1点)。最終的に正解数の多いチームからマレーシア旅行を賭けた抽選会(チャレンジゲーム)に挑戦する。自分の言った色(赤・白)をひくと旅行獲得となる。
[編集] エンディングトーク
文珍・邦子時代にエンディングで誰も居なくなったスタジオトークが設けられた。主にその日のゲスト・番組の反省点を語り合った。
[編集] 番組の終焉
視聴率的には、苦しくなかったが、番組構成上、毎回4チームのペアの中には、3~4回出るタレント・著名人がいた(既にマンスリーゲスト化していた。)。その為、それ以上の新鮮さが望めず、マンネリ化が生じ(ある意味楽屋話的な展開が否めなかった)1992年3月23日をもって、終了した。
[編集] 司会
- 横山やすし・西川きよし-1982年3月~1985年3月
- 横山やすし・西川きよし・山田邦子-1985年4月~1986年3月
- 横山やすし・桂文珍・山田邦子ー1986年4月~1988年1月
- 桂文珍・山田邦子-1988年1月~1992年3月
[編集] スポンサー
番組のスポンサーは2時間スペシャルを除き在阪に本社を置く複数社提供だった(この中に当時プロクター・アンド・ギャンブルも含まれていた)。(それ以外では現在はテレビ朝日系木曜ドラマのスポンサーであるイオン化粧品や小林製薬、タイホー工業、ニコニコのり、カトキチ、クレハ(旧呉羽化学)などが提供スポンサーだった)。
[編集] やすしの武勇伝
[編集] 新人スタッフに暴行
当時担当の東大出身の新人スタッフが本番前のやすし氏を呼びに楽屋を尋ねたところ、「ノックをせい!」と殴られ番組制作会社を辞めた。
[編集] いじめ・泥酔出演でマネージャーからビンタ
本番中やすしが山田邦子を過度にいびり倒した為きよしがやすしを殴って止めさせたり、やすしが泥酔してゲストの片岡鶴太郎らに絡むという事件が起きた、当時やすしのマネージャーだった大谷由里子(旧姓:松岡)が舞台裏でやすしをビンタしたという逸話もある(この件でやすしは番組を降板)。
[編集] 放映ネット局
- よみうりテレビ
- 日本テレビ
- 札幌テレビ
- 青森放送(深夜に放送され一旦打ち切られた後、1991年10月から同時ネット、最後の半年間のみ)
- テレビ岩手(1990年10月から同時ネット)
- ミヤギテレビ
- 福島中央テレビ
- テレビ新潟
- テレビ信州(1987年10月から同時ネット)
- 静岡第一テレビ
- 北日本放送(1990年10月から同時ネット)
- テレビ金沢(1990年4月開局から)
- 中京テレビ
- 日本海テレビ(1989年10月から同時ネット)
- 西日本放送
- 広島テレビ
- 福岡放送
- 長崎国際テレビ(1991年4月開局、最後の1年間のみ)
- くまもと県民テレビ(1982年4月開局から)
日本テレビ系 月曜22時枠 (当時はよみうりテレビの担当枠) |
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