小林製薬
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小林製薬株式会社（こばやしせいやく、Kobayashi Pharmaceutical Co.,Ltd）は、大阪府大阪市中央区道修町に本社を置く医薬品、衛生雑貨（トイレタリー）の企画・製造・販売を行う日本の企業。
| 種類 | 株式会社 |
| 市場情報 | |
| 略称 | 小林製薬 |
| 本社所在地 | 541-8507 大阪府大阪市中央区道修町四丁目3番6号 |
| 電話番号 | 06-6222-0097 |
| 設立 | 1919年（大正8年）8月22日 |
| 業種 | 医薬品 |
| 事業内容 | 医薬品、衛生雑貨 |
| 代表者 | 代表取締役会長（CEO） 小林一雅 代表取締役社長（COO） 小林豊 |
| 資本金 | 34億5000万円（2005年3月現在） |
| 売上高 | 約2157億円（2005年3月期） |
| 主要子会社 | コバショウ 桐灰化学 仙台小林製薬 富山小林製薬 愛媛小林製薬 |
| 外部リンク | http://www.kobayashi.co.jp/index.html |
目次 |
[編集] 概要
大阪の医薬品会社の本社が集まる道修町に本社があるが、事業としては医薬品よりも、衛生雑貨関係の印象が強い。使い捨てカイロで有名な桐灰化学を買収し、ますますその印象が強くなっている。
グループ会社「（株）コバショウ」で大衆薬や日用雑貨の卸事業を行っている。
商品の企画開発において、非常に小回りが効く企業の一つとして、その名を知られている。
なお、同名または近似の会社名を持つ企業がいくつか存在する。バスタニックやモスノーで知られた小林脳行は倒産後、小林製薬が引き継いだ。ただし、医療用医薬品会社でアイロム・日清オイリオグループ傘下の「小林製薬工業」（小林薬工、現・アイロム製薬）とは無関係で、人的な資本は一切無い。また、風邪薬「ヒストミン」でおなじみの小林薬品工業とも無関係である。
[編集] 主な商品
[編集] 医薬品
- ハッキリエース （解熱鎮痛薬）
- アンメルツ（塗布消炎剤）
- アンメルシン （塗布消炎剤）
- アイボン （コンタクト利用者向け洗眼用品）
- ラナケインS （外皮掻痒治療剤）
- フェミニーナ （外陰部用塗布剤）
- のどぬ～る
- ガスピタン （整腸剤）
- ケシミン （ビタミン剤）
- タムチンキ （水虫治療薬）
- ミズムズ （水虫治療薬）
- キズアワワ （泡状のスプレー式消毒薬）
- キズドライ （粉状のスプレー式消毒薬）
- ナイシトール （漢方薬）
- 命の母 （女性用保健薬）
- 命の母生薬内服液 （女性用保健薬）
[編集] オーラルケア
- ブレスケア （食後リフレッシュ用品）
- 噛むブレスケア （食後リフレッシュ用品）
- ブレスケアフィルム （食後リフレッシュ用品）
- スピードブレスケア （食後リフレッシュ用品）
- 糸ようじ
- こどもの糸ようじ
- Dental Dr. やわらか歯間ブラシ
- Dental Dr. マイクロ歯間ブラシ
- Dental Dr. 歯間ブラシ
- 生葉（薬用歯磨き）
- 生葉液（薬用デンタルリンス）
- 生葉塗薬（歯槽膿漏治療薬）
- 除菌ができるタフデント （入れ歯洗浄剤）
- パーシャルデント （入れ歯洗浄剤）
- パーシャルデント除菌洗浄液 （入れ歯洗浄剤）
- タフグリップ （入れ歯安定剤）
- タフグリップクリーム （入れ歯安定剤）
- かつてはポリデント、ポグリップ、シュミテクトなどがあったが、1996年7月に小林ブロックからブロックドラッグジャパンに社名変更を機に販売権をアース製薬に譲渡した。
[編集] 食品
- 栄養補助食品
- 杜仲茶
- イージーファイバー
- イージーコラーゲン
- キトサン明日葉青汁
- バルサミコ酢
[編集] スキンケア
- びふナイト （ニキビ治療薬）
- ケシミンクリーム （シミ・肌荒れ治療薬）
- オフロート （入浴剤）
- 薬用おやすみ集中ケア など
[編集] フットケア
[編集] 衛生雑貨
- サラサーティ （下り物用シート）
- 熱さまシート （保冷シート）
- あせワキパッド （汗ジミ防止シート）
- アンメルツ医学サポーター （医療用サポーター）
[編集] 消臭・芳香剤
- 消臭元 （便所、居間用消臭剤)
- サワデー （便所用芳香剤）
- 無香空間 （無香料型の消臭剤）
- 微香空間 （居間用消臭剤）
- ライゾール （スプレー式消臭剤）
- ブルーレット （水洗便所用洗浄剤）
- キムコ （冷蔵庫用脱臭剤）
[編集] 掃除用品
- ポット洗浄中
- かんたん洗浄丸
- エアコン徹底洗浄スプレー
- プルンポイ など
[編集] その他
- シルバーキラッシュ （アクセサリ研磨シート）
- お弁当の衛生対策シート
- カーエアコン消臭ジェット など
以上に列挙した以外にも、まだまだ多数の商品を扱っている。
[編集] 社風
- （がっちりマンデー!!2006年12月17日放送回より）
- 小林製薬では社長の目が平社員にまで行き届いており、社長はできるだけ社員とのコミュニケーションを心がけている。普段社長自ら社員に声を掛けることも多々ある。『全社員提案制度』により、社内全社員で新製品や、社内の改善の提案を出し合い、月に10件以上ものアイデアを出す社員もいるほどである。優れた案には何十万という金一封が賞与されることもあるそうである。尚且つポイント制度を採用しており、いい案を出した社員にポイントが与えられ、一年に一度集計され、200ポイント溜まった社員には、社長との豪華ホテルディナーが与えられる。また、『社長ホメホメメール』という、良案を出した社員個人に社長から直々に送信される称賛メールにより、社員の向上心を伸ばし、よりいい製品案が生まれるように絶えず努力している。また、社内は非常に和気藹々とした雰囲気になっており、役職では呼び合わず、社長、社員は皆「さん」付けで呼ばれている。社長に至っては社長のイニシャル（小林豊 氏）から、「Yさん」（豊氏の兄で会長の小林一雅氏は「Kさん」）と呼ばれていたりする。
- 社長は現在推し進めている『ドロドロ開発』というプロジェクトがあり、技術開発、マーケティング、製造、それぞれの人間が喧々諤々議論しあい、意見を混ぜあうことで初めていい物ができると考え、それを「ドロドロ」という擬音で表現で『ドロドロ開発』と呼んでいる。また、小林製薬では、「今までになかったもの」を作ることをモットーとしており、その為に何に使う商品かを消費者に分かりやすく伝えるため、商品名は覚えやすさに徹底的にこだわり、「覚えやすく リズム感があり 1秒でわかる」を基本に、如何に分かりやすいネーミングにするかを重役会議で議論し、ひとつの商品名を決めるのに、多い時には100個以上のネームが検討されることもあるそうである。年間30種類もの新製品が生み出される新製品の名前を最終的に決定するのは、社長自身である。
[編集] 沿革
- 1886年 小林忠兵衛により名古屋市で雑貨屋として設立。
- 1894年 製薬業に進出。
- 1919年 大阪市西区に株式会社小林大薬房を創立。
- 1940年 株式会社小林大薬房の製剤部門を分離し、小林製薬株式会社を設立。
- 1956年 小林大薬房と小林製薬を合併し、社名を小林製薬に改称。
- 1967年 肩こり治療薬・アンメルツを発売。
- 1969年 トイレタリー製品の第1号・ブルーレットを発売。
- 1975年 芳香剤のパイオニア・サワデーを発売。
- 1985年 倒産した小林脳行の営業権を譲受（それまでは社名は類似するが関係は無かった）。同社の防虫剤など（モスノー・モスボックス・サニボンなど）の販売を引き継いだ。
- 1987年 CI導入。現在に至る。
- 1999年 大阪証券取引所第二部上場。
- 2000年 東京証券取引所ならびに大阪証券取引所市場一部上場。
- 2005年 笹岡薬品が製造する女性用の更年期障害保健薬「命の母」ブランドの独占販売契約を結び、当社から発売。
- 2006年 大衆薬製造販売のアロエ製薬（静岡市）の全株を取得し子会社化。
[編集] 広報活動
[編集] 主なスポンサー番組
- ズームイン!!SUPER（日本テレビ）
- ドラマ30（中部日本放送・毎日放送）
- 世界まる見え!テレビ特捜部（日本テレビ）
- 感涙!時空タイムス（テレビ大阪）
- 午後は○○おもいッきりテレビ(日本テレビ）
- 踊る!さんま御殿(日本テレビ)
- 報道STATION（テレビ朝日）
- 最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学（朝日放送）
- 火曜ドラマゴールド（日本テレビ）
- フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ （フジテレビ）
- うたばん（TBSテレビ）
- TBS木曜9時枠の連続ドラマ（TBSテレビ）
- MUSIC STATION（テレビ朝日）
- 金曜ロードショー（日本テレビ）
- 金曜プレステージ（フジテレビ）
- 情報プレゼンターとくダネ!(フジテレビ)
- サンデーモーニング(TBSテレビ)
- 日曜洋画劇場（テレビ朝日）
- 世界ウルルン滞在記（毎日放送）
など
[編集] 関連企業
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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