ステートジャガー事件
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ステートジャガー事件( - じけん)は、日本の中央競馬における競馬法違反事件である。
[編集] 事件の概要
1985年、阪神競馬場で行われた宝塚記念のレース前、同レースに出走を予定していたステートジャガーに薬物を投与するという予告がなされた。レース後ステートジャガーに対してドーピング検査をしたところ、同馬の尿から禁止薬物であるカフェインが検出された。警察による捜査が行われたが犯人は特定されず、ステートジャガーの管理調教師が日本中央競馬会によって6ヵ月間の調教停止処分を科された。
なお事件後、ステートジャガーは高松宮杯への出走を予定したがドーピング疑惑のある競走馬を出走させることに対する批判が起こったため予定は取り消され、その後同馬は脚部を故障して競走馬を引退した。