ストライクウィッチーズ
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ストライクウィッチーズ(STRIKE WITCHES)は、GONZOが製作したOVA作品である。
もともと島田フミカネがコンプエースの創刊号から連載していたものが、そのままOVAになる運びで進んでいった。同年に島田が携わった「スカイガールズ」との違いを比べると、ストライカーユニットと呼ばれる脚に装備する機械で飛行する。また、この世界では魔法が使われている。戦闘服(と思える物)は、軍服及び普段着の上着である。
GDHの経営不振による方向転換もあいまって、ネット上では製作中止になってしまうのかという噂もあったが、2007年1月1日にとらのあなで限定発売された。
目次 |
[編集] ストーリー
地球とよく似ているが魔力が存在する世界の20世紀初頭、突如出現した異形の敵「ネウロイ」の圧倒的な戦力と瘴気の汚染による大陸侵略に、人類は唯一の希望として、魔道エンジンによる飛行脚「ストライカーユニット」を唯一駆る事の出来る魔力を持つ少女「魔女(ウィッチ)」による『機械化航空歩兵(ストライクウィッチーズ)』に望みを託した。
== 用語 ==
- 機械化航空歩兵(ストライクウィッチーズ)
- 魔力を原動力とする「魔道エンジン」により航空を可能にした「飛行脚(ストライカー・ユニット)」を唯一動かす事の出来る少女「魔女(ウィッチ)」により編成された対ネウロイ戦闘部隊。魔道エンジンにより魔力を増幅する事によって、通常の人が持つ事も困難な銃火器も軽々と持ち、魔方陣による防御シールドを張る事が出来、ネウロイが放つ「瘴気」の中でも影響なく活動する事が出来る。
- 尚、飛行脚を装着する時は使役する使い魔の影響で、その使い魔の耳と尻尾が生える。
- 魔女(ウィッチ)
- 物語の世界には魔力が存在し、その魔力を発揮でき、唯一飛行脚を使う事が出来る少女達の総称。普段は魔力のフィールドを張ったり、ちょっとした質量の物を動かしたり、ごく稀にほうきで空を飛ぶ程度だが、飛行脚を装着した時は魔力の増幅で様々な能力を発揮できる。魔力を使える人間は圧倒的に女性が多く、しかも魔力の影響か容姿に優れた女性が多い。さらにある程度の年齢(思春期)を越えると魔力を失う事が多い為(ごく稀に一生魔力を持つ女性もいる)、兵役期間がとても短いので、人々から「儚い花」ながらの憧れの象徴とされている。
- 飛行脚(ストライカー・ユニット)
- 人類が発明した、魔力を動力にする『魔道エンジン』により魔力で具現化したプロペラを動かし、飛行する事の出来る2足の飛行推進機。他にも魔力を増幅する事により重い銃火器を持つ事ができ、防御シールドを張る事により使用者を護る等補助的な役目も果たす。魔女しか使用する事が出来ず、使用者のコンディション次第で許容範囲以上の出力を出す事も出来る。なお、小説版によると機体名は第2次世界大戦時に使われたものを引用している模様(例;キ-27、ハリケーンなど)。
- ネウロイ(異形の軍)
- 突如世界各地に出没した謎の軍隊。外形はプロペラ航空機のような姿をしている。圧倒的な戦力はもちろん、「瘴気」を撒き散らしながら進行する為、通常の人間では遠距離からの攻撃以外なす術がなく、大地を腐らせ金属を根こそぎ吸い尽くし、さらには金属や廃材などで兵器を生産、増殖を繰り返し、数々の国が滅ぼされた。幸いにも水を渡るのを嫌い、大河などを渡るのに手こずっている為、人類は大河などを防衛線としている。
- 種類も小型の戦闘兵器から超大型兵器まで様々である。
[編集] キャスト
[編集] スタッフ
- 原作:島田フミカネ&Projekt Kagonish(プロイエクト カーゴニッシュ)
- 監督:杉島邦久
- キャラクターデザイン原案:島田フミカネ
- アニメーションキャラクターデザイン:しんごーやすし
- ワールドコーディネーター:鈴木貴昭
- イメージプロット:玉井☆豪
- 美術監督:佐々木洋
- アニメーション製作:ゴンゾ
- 発売元:角川書店
[編集] 小説版
角川スニーカー文庫から、『ストライクウィッチーズ スオムスいらん子中隊がんばる』(著:ヤマグチノボル)が2006年10月1日に発売された。
アニメは大戦後期(1940年中期)の西部戦線が舞台になっているのに対し、小説版は大戦初期(1939年)の北欧スオムス攻防戦が舞台となっている。
2007年3月1日には、「ストライクウィッチーズ弐の巻 スオムスいらん子中隊 恋する」が発売された。
[編集] フィギュア
[編集] 外部リンク
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