スラッシュ (記号)
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スラッシュ、あるいは斜線(しゃせん)は、約物の一つで、「/」と書き表される。ただし、斜線と言う場合はいわゆるバックスラッシュ(\)や、約物以外のさまざまな斜めの線が含まれるので、一般にはスラッシュと呼ばれることが多い。
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[編集] 日本語におけるスラッシュ
日本語では次のようなときに使われる。
[編集] 英語におけるスラッシュ
英語では次のようなときに使われる。
- 前後の語句の強い結びつきを表す。
- 例:
- green and/or small car=緑色でしかも(and)小さい車、ないし、緑色であるか(or)小さい車
- the Ernest Hemingway/William Faulkner generation=アーネスト・ヘミングウェイ/ウィリアム・フォークナー世代
- 例:
- 日付を表す。
- 例:
- 1/3/2004=2004年1月3日(米国式)、2004年3月1日(英国式)
- 例:
- 分数の横線を表す。
- 例:
- 1/3=3分の1
- 例:
- 略語を表す。
- 例:
- B/S=Balance Sheet(貸借対照表)
- 例:
[編集] コンピューターにおけるスラッシュ
現代のコンピューターキーボードには標準的に装備されている。
- 除算の記号として用いる。
- UNIXオペレーティングシステムにおいて、パス区切り記号として、ディレクトリ(パーソナルコンピュータのフォルダと類似の概念)を表し、ディレクトリ名の後(ないし、ネットワーク内のコンピュータ名の後)に置かれる。また、「//」で、ネットワーク全体を表す。UNIXではないがネットワーク上でUNIXのように振る舞っているコンピュータもこれに準じ、したがって、インターネットのURLでも同様である。
- スーパーユーザーを表す。