セット打法
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セット打法とは、パチンコ、パチスロの攻略法の一つ。遊客が遊技中、台に特定の動作や行為を行うことで、大当たりを呼び込む或いは大当たりし易い状況を呼び込むことを指す。主に下記の3種類に分かれる。
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[編集] 台に工作を加える行為
不正な機器を台に密かに取り付けて大当たり確率を向上させたり、磁石やセルロイドの板を使ってスタートチャッカー等に玉を誘導するような行為。いわゆるゴト行為であり、刑事罰の対象となる。(→ゴトを参照)
[編集] 台の不備やプログラムミス(バグ)を突く行為
台そのものの欠陥やプログラムミスを突いて大当たり若しくは高確率状態を呼び込む打法。台の不備やバグ自体がごく希な存在であるため数は少ないが、現状で唯一有効性のある攻略法である。一度発見されるとメーカーやホールに莫大な損害を与えてしまうため、直ちに対策がとられることが多く、寿命も短い。
過去には、「ブラボーキングダム」(平和)の「連荘打法」の様に、メーカーが開発した「プログラムミス?」もあった。ホール側も「連荘打法」を計算して営業割を決定していたので、この機種を普通にプレイすると多少損することになっていた。攻略法には違いないのだが、資本金とドツボのハマりに耐えられる精神力を要求されていた。(モーニング食い逃げとハイエナを除く)
[編集] 特定の打ち方によってボーナス等を誘発する行為
遊客が遊技中に特定の動作を台にさせることによって、大当たり若しくは高確率状態を誘発するという打法。古くから様々なものが存在し、例として「回転数が○○の時に保留数を○個つけたまま打ち出しを止めて3分間放置する」「デジタル画面に○○が表示されているときにチャンスボタンを○回押す」「画面がデモからリール画面に切り替わる瞬間に打ち出しを開始する」などがあるが、根拠や出所がいい加減なものが大部分で有効性に乏しい。多くの雑誌等で「簡単手順で確変の嵐」「開発者が仕込んだ解除法流出」、或いは「今までにいい加減な打法で泣かされた方にに朗報」「感謝の返事殺到」等と扇情的な謳い文句の元に売られている攻略法の大部分がこれであるが、ほとんどが攻略法詐欺に該当するものである。