ソラ (キングダムハーツ)
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ソラ (Sora) は、コンピュータゲーム『キングダムハーツ』シリーズに登場するキャラクター。声は入野自由(日本版)、ハーレイ・ジョエル・オスメント(北米版)が務める。
目次 |
[編集] 登場作品
- キングダムハーツ(KH)
- キングダムハーツ チェインオブメモリーズ(COM)
- キングダムハーツII(KH2)
[編集] 設定
デスティニーアイランドという小さな世界に住む少年。陽気で楽天的な性格だが、勘が鈍く世間知らずなところもある。しかし、どんなことにも動揺しない心と強い正義感を持つ。
- 年齢 - 14歳(KH、COM)⇒ 15歳(KH2)
- 武器 - キーブレード
[編集] 伝記
[編集] キングダムハーツ
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
デスティニーアイランドで外の世界にあこがれながら、友達のカイリ・リクと暮らしていたソラ。ある日、突然謎の黒いモノに襲われる。なぜか手にしたキーブレードで敵を倒すも気が付くと全く知らない街にいた。
たどり着いた謎の街の名は、トラヴァースタウン。ドナルドダック・グーフィーと意気投合したソラは二人の船にのりカイリとリクを探して異なる世界を旅することになる。
世界を周りながらキーブレードでカギを閉じていくソラ。途中モンストロやネバーランドでリクと何度か出会うが、彼とはわかりあうことができず去っていってしまう。
ホロウバスティオンで決戦へ向かうソラの前に再びリクが現れる。リクはキーブレードの勇者は自分だと言い、ソラはキーブレードを奪われてしまう。しかしビーストと協力しながらホロウバスティオンを進み、再びリクと出会ったときキーブレードはソラの手に戻った。ドナルド、グーフィと供にさらわれたプリンセスたちを助け出すが、カイリの心はもどらない。彼女の心はソラの中にいた。カイリの心を取り戻すために、闇のキーブレードで自分を刺したソラ。ソラはハートレスになってしまうが、薄れゆく意識の中でカイリに助けられて元の体に戻る。
カイリをトラヴァースタウンに残し、ソラはアンセムとの決戦へ向かう。ソラはアンセムに勝利するが、リクと王様は扉の向こうに閉じ込められてしまった。そして、再び二人を探して3人は冒険に出発する。
[編集] チェインオブメモリーズ
闇の世界に残してしまった王様とリクを探すためソラは果てしない道を歩いていた。
すると『忘却の城』という不思議な場所に辿り着く。そこは何かを手に入れる代わりに何かを失うという城だった。
城に入るとソラたちは今までの記憶を少しずつ失っていった。
変わりに新たな記憶が生まれソラは困惑する。
そこでナミネというどこかカイリを思わせる少女に出会う。
[編集] キングダムハーツII
謎の機械の中で目覚めたソラ。自分がなぜここにいるのか思い出せずにいた。
王様に会ったソラは、いわれるがまま再び冒険へと旅立つ。不思議な塔でイェン・シッドからノーバディとXIII機関のことを聞き、新たな力を得て再びいろいろな世界を回り始める。
前回の仲間とも協力しながら、XIII機関を倒していくソラ。その途中で自分が倒したアンセムは実は、アンセムの弟子ゼアノートのハートレスであることを知る。
王様、リク、アンセムの協力を得てXIII機関の本拠地、存在しなかった世界で決戦に挑む。
[編集] ロクサスとソラ
ロクサスは、キングダムハーツでソラがハートレスになったときに同時に生まれた。XIII機関のNo.13であったが、機関を脱走し、機関にいた頃の記憶を失っていた。
トワイライトタウンに住んでおり、ハイネ、ピンツ、オレット、と一緒に遊んでいる。ところが、ある夏休みの終わり、奇怪な事件に巻き込まれていく…。トワイライトタウンの謎を周りはじめたロクサスたち。その最後の謎は、町外れの館だった。館の中にロクサスは何かを見るが、周りの人々は何も気づかない。次の日、時間の止まったような世界、謎の敵と出会い、手にしたキーブレード、自分を知っているアクセル、何もかもわからないロクサス。ただ謎の少女に導かれるまま館へ。
そして、館でソラと一つになった。その後はソラはロクサスとしての記憶を残していない。しかし、ソラの中のロクサスをうかがわせるシーンがいくつか見られる。
[編集] ソラとカイリ
もとより、ソラはカイリに対して恋心を抱いているようで、その意思は、デスティニーアイランドの秘密の場所でカイリにパオプの実を食べさせる絵を描いていることや、ホロウバスティオンでカイリの心を取り戻すために自らをキーブレードで貫くなどの行動からも明らかである。また、『KH2』では、カイリに会うためにXIII機関のサイクスに土下座までしているが、結局このときはカイリに会うことはできなかった。カイリとは相思相愛のようである。
[編集] 能力
選ばれし勇者だけが扱える伝説の武器、キーブレードを扱うことができる。
またファイアやケアルなどのファイナルファンタジーの魔法を使いこなす。
[編集] ドライヴ
『KH2』からは自身の服の力によって、ドライヴという能力が使えるようになり、限られた時間のみ服装の色を変えると共に攻撃能力を変化させることができる。各フォームについての詳細はドライヴを参照。
- スタンダードフォーム(Standard Form)
- 通常の状態。
- ブレイヴフォーム( Brave Form)
- キーブレードによる攻撃を強化したフォーム。色は赤。
- ウィズダムフォーム(Wisdom Form)
- 魔法を強化したフォーム。色は青。
- マスターフォーム(Master Form)
- キーブレードによる攻撃、魔法の両方を強化したフォーム。色は黄色。
- ファイナルフォーム(Final Form)
- マスターフォームよりもさらに強い、究極のフォーム。色は銀。
- アンチフォーム(AntiForm)
- ハートレスのようなフォーム。
- リミットフォーム(LimitForm)(KH2FM)
- KHで好評だったアビリティが装備されるフォーム。色は前作の服装に近い赤と白のミッキー・マウスをベースにしたもの。
[編集] 変身
ソラたちは様々な世界を訪れるが、それぞれの世界の秩序を乱してはならないというルールに従い、世界によって姿を変えることがある。
- アトランティカ(『リトル・マーメイド』より)
- 海の中の生物が住む海底世界だけあって、イルカをモチーフとした人魚に変身する。
- ハロウィンタウン(『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』より)
- 一年中ハロウィンの町に合わせ、ハロウィンの仮装のような姿になる。デザインは子悪魔と吸血鬼を合わせたもの。
- タイムレス・リバー(『蒸気船ウィリー』より)
- 全てがモノクロの過去の世界では、ソラ達もモノクロになり、顔も昔のアニメ風に。登場はKH2だが、服のデザインはKH1のものとなる。
- プライド・ランド(『ライオン・キング』より)
- 動物だけが住み、人間の登場しない世界のため、子ライオンに変身。四足歩行なのでキーブレードは口にくわえて使用する。
- スペース・パラノイド(『トロン』より)
- コンピュータの中の電脳世界であり、そこで活動するプログラムのように、体中に電流のラインが走ったようなコスチュームになる。
- クリスマスタウン(『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』より)(KH2FM)
- ハロウィンタウンに直結しており移動時にハロウィンタウンの姿からサンタクロースの服装を黒くしたような姿に。