ダークエイジオブキャメロット

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ダークエイジオブキャメロット（Dark Age of Camelot）はMythic社作成のMMORPG。DAoCと略す。エバークエストのゲームシステムを参考にしている。ゲーム世界のベースは、ゲームタイトルからも分かる通り、アーサー王伝説、それに、ケルト神話と、北欧神話をミックスしている。他の多くのMMORPGがモンスターとの戦闘（Player vs Enemy PvE）を目的としているのに対し、DAoCは大規模なプレイヤーとプレイヤーの対戦（Realm vs Realm RvR）を楽しむ設計になっている。

[編集] 世界観

ゲームは、3つの世界からなる。このそれぞれの世界をレルム（Realm）と呼び、レルムに属するプレイヤー同士が異なるレルムと戦うRealm戦がこのゲームの持ち味である。レルムは以下の3つである。

アルビオン(Albion)

アーサー王伝説をベースにしているレルム。

開けた平地が多い。アルビオンとは古いイギリスの呼び名である。

ヒベルニア(Hibernia)

ケルト神話をベースにしているレルム。

深い森に囲まれた土地が多い。ヒベルニアとは古いアイルランドの呼び名である。

ミッドガルド(Midgard)

北欧神話をベースにしているレルム。

北よりの地域は雪に覆われている。ミッドガルドとは北欧神話で人間の住む世界であり、DAoCでは地球のスウェーデン、ノルウェーに当たると思われる。

プレイヤーのレベル上げは、Realm戦で戦うことが目的であり、単なるレベル上げだけで終わってしまう他のMMORPGとは、趣きが異なっているそれぞれのRealmに特徴的な種族とクラスがあり、種族、クラスの選択の幅は、他のMMORPGを、遥かに凌ぐ。

[編集] レルム間戦争

前述の通り、DAoCはプレイヤー間の戦いを主題としている。 Realm vs Realmの文字通り、国同士の戦いだけあって、場合によっては、100人近い大軍同士がぶつかり合うこともある。レルム間戦争のバックストーリーとして、相手国のレリック（国宝 relic）を手に入れることが一つの目標となっている。レリックは、エクスカリバーの鞘、トールのハンマー、ルーグの槍など、各国のストーリーを象徴するアイテムである。もちろんレリックにこだわらず、純粋に戦闘そのものを楽しむプレイヤーも多い。

戦闘はフロンティア（Frontier）と呼ばれる、三国共通のマップで行われる。プレイヤーは自国以外のレルムの土地には入れないが、フロンティアではどの国の領域にも踏み込めるようになっている。フロンティアには、幾つかの砦（キープ Keep）と、それに付随する４つの塔（タワー Tower）が点在しており、キープと４つのタワーを自国の支配下におくことによって、フロンティアの入り口から瞬時にワープすることが可能になる。そのためキープは攻防に際しての重要な基点になる。キープやタワーを攻める際には、プレイヤーの攻撃だけで制圧することは不可能では無いが、非常に時間が掛かるため、現実のように攻城兵器（Siege）を使用することが多い。扉を破るための破城槌、城壁に穴を開ける投石器、攻城兵器を破壊する弩砲などがある。

2004年7月に、新しいフロンティア（New Frontier NF）とシステムが導入され、それまでのフロンティアはオールドフロンティア（Old Frontier OF）と呼ばれるようになった。

そして主にフロンティアで行われるRvRが、必然的に最大レベルであるレベル50のプレイヤーの参加が多数を占め、それよりも低いレベルのプレイヤーは参加しづらくなってしまっていることを避けるため、近いレベル同士の戦場であるバトルグラウンド（Battle Ground）も導入された。

またPvPで負けたとしても、フロンティアの入り口に戻され、数分間ステータスが下がるだけで、継続的なペナルティがほとんど無いに等しい。