チェックアウト
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チェックアウト(英: check out)とは、他の主体が管理するあるものから出る、または出す際に行う手続きのこと。日本語ではホテルや旅館で行う退館手続きに専ら用いる用語である。
[編集] コンピュータ用語におけるチェックアウト
バージョン管理システムのリポジトリで用いられる言葉で、VSS(Visual Source Safe)ではCVSやSubversionでのリポジトリからデータを取り出すことをチェックアウトと呼んでいる。
CVSやSubversionではリポジトリから初めてデータを取り出しローカルに保存することをチェックアウトと呼ぶ。それ以降に再度、他の誰かによって更新されたリポジトリからデータを取り出してデータを最新版に保つことはチェックアウトとは呼ばず、アップデートと呼ぶ。
Visual Source Safeでは、リポジトリからファイルを取り出すだけでなく、さらにそのファイルにロックをかけてチェックアウトした人がそのファイルをチェックインするまで他の人が編集できないようになることをチェックアウトと呼び、CVSやSubversionとはチェックアウトの定義が若干異なる。
ただし、Visual Source SafeはVisual Source Safeのソフトウェアのバージョンや設定次第でロックをかけないようにすることもできる。
リポジトリからチェックアウトした後は、しばらくの間にだれかがリポジトリに最新版のデータをコミット(チェックイン)している可能性があるので、コンフリクト、衝突を避けるためにチェックアウトしたデータでの作業を始める前やコミット(チェックイン)する前に、必ずローカルをアップデート(Visual Source Safeではリフレッシュと呼ぶ)して常に最新版の状態に保つことが推奨されている。
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