チッタゴン丘陵地帯
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チッタゴン丘陵地帯(-きゅうりょうちたい、Chittagong Hill Tracts CHT)はバングラデシュ南東部に広がる丘陵地帯で、面積は13,180平方km。インドおよびミャンマーとの国境地帯に当たる。ヒマラヤ山系の延長部にあたる。
行政的にはチッタゴン管区に属する。人口は100万人から150万人。 ジュマ(焼き畑農業をする人)と総称される先住民族が暮らしている。ジュマの多くは仏教徒で、文化・人種的には東南アジアの住民に近い。 これら先住民族は、国民全てをベンガル人とするバングラデシュ政府の同化政策によって迫害を受けている。
[編集] 主要な民族集団
- チャクマ(Chakma)
- マルマ(Marma)
- トリプラ(Tripura)
- トンチョンギャ(Tanchangya)
- チャク(Chak)
- パンコー(Pankhua)
- ムル(Mru)
- ボム(Bawn)
- ルシャイ(Lushai)
- キャン(Kyang)
- クミ(Khumi)