ティモシー・ゲーブル
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男子 フィギュアスケート | ||
銅 | 2002 | シングル |
ティモシー・ゲーブル(Timothy Goebel、1980年9月10日-)は、アメリカの元フィギュアスケート選手。いわゆる四回転時代の最前線に立っていたQuad-Jumperであり、その完成度の高い四回転を称え『Quad-King(四回転の王)』と呼ばれていた。Kingという異名とは裏腹にチャーミングな笑顔が人気を集めていた。
[編集] 来歴
ゲーブルは四歳よりスケートを開始した。
98-99シーズンから頭角を現し、世界選手権で4サルコウ+3トウを成功させ話題を呼ぶ。
00-01シーズンにはスケートアメリカ優勝、全米選手権優勝、世界選手権4位と一気に頂点へ上り詰める。4サルコウ+3トウ、4トウループ(単独)、4サルコウ(単独)の2種類3つの4回転を成功させ、有無を言わせない技術点をたたき出した。
01-02シーズンのソルトレイクオリンピックでは4回転を武器に3位に入賞。この頃までは4回転は健在であった。
しかしこの頃から得意の4回転ジャンプに陰りが見え始め(一説には靴選びが難航したためとも言われる)、得意であった4サルコウが成功しなくなってしまう。やがて4回転を諦め、3回転も精彩を欠いて引退へと向かう。
06-07シーズンを最後に引退を表明。
[編集] 主な戦績
- 1998-1999シーズン
- 1999-2000シーズン
- 世界選手権 11位
- 2000-2001シーズン
- 世界選手権 4位
- 2001-2002シーズン
- ソルトレイクオリンピック 3位
- 世界選手権 2位
- 2002-2003シーズン
- 世界選手権 2位
- 2004-2005シーズン
- 世界選手権 10位
[編集] 問題点
彼の4サルコウは 両足で踏み切るタイプで 正式な4サルコウではなかった。その点は新採点システムになってからも障害になったと考えられる。