デイトナUSA
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『デイトナUSA』(DAYTONA USA)は1994年にセガが発売したアーケードゲーム。
ジャンルはレースゲームでストックカーレースをモデルとしている。
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[編集] シリーズ
- デイトナUSA (アーケード)1994年発売
- 3DCGアーケード基板Model2の第一弾タイトルで、当時はまだ珍しかったテクスチャ・マッピング付きのポリゴンを駆使。秒間60フレーム表示。セガ社員のサウンドクリエイター光吉猛修が、「デーイートゥーナーァァ」とデモ画面でも熱唱するオープニングテーマ曲が話題となった。アメリカンテイスト溢れる爽快感とドリフト、敵車に追突してブレーキにできたりするといった豪快なゲーム性で、アーケードにおいて大好評を博した。このほか、“逆走”を容認している点も、当時のアーケードゲームとしては珍しかった。なお、本作はアーケードゲームとして北米大陸では最高の売り上げを記録しており、この記録はいまだに破られていない。反力ステアリングシステムが使われている。
- デイトナUSA (セガサターン)1995年4月1日発売
- 初の移植だったが、サターンとModel2基板との性能差により、ポリゴンの表示カウントが少なく、テクスチャは粗く、秒間フレーム数もアーケードの半分以下で、アーケード版のファンは失望した。その一方で独自要素として、光吉猛修が歌う曲が増え、車種や隠し要素がてんこ盛りにこれでもかと詰め込まれており、セガサターンから入ったプレイヤーには長く楽しめるゲームとなっていた。レーシングコントローラにも対応。
- 隠し要素として、作中背景キャラとして登場している馬で走行することが出来た。当時、実際に地方競馬所属の馬スーパーオトメが厩舎を抜け出し高速道路を疾走するという事件が発生し、併せて話題となった。
- デイトナUSA2 (アーケード)1998年発売
- 続編。基板にModel3を使用。
- グラフィックは飛躍的に向上したものの評価はいまひとつで、あまり市場には出回らなかった。不評の最大の要因は、デイトナUSAの“良い意味”での馬鹿っぽさ・大味さを減らしリアルさを持たせたことで、ありきたりなゲームと大差ない代物となったことであろう。
- 最大で16台通信対戦が出来るが、後述するツインリンクもてぎのイベント以外では16台通信を見ることはなく、最初で最後の10人越え対戦できるレースゲームとなった
- 新宿西口のスポーツランドというゲームセンターで大会が開催され、攻略本の著者も参加。店頭にはホーネットのカラーリングを施したスバル アルシオーネSVXも停車していた。
- ツインリンクもてぎサーキットでは、実際のNASCAR開催に合わせて、16台の筐体を使用した大会が行われた。コースは初級コースが使用され、参加者には、順位に応じて、DAYTONA USA2のロゴの入ったキャップ/Tシャツが配られた。このときの優勝者は女性。
- デイトナUSA2 パワーエディション(アーケード)1998年12月発売
- バランスの調整などを施した改良版。デイトナ1の車種「HORNET」の追加と中級~上級~初級をノンストップで走る「MIXコース」が追加された。また一部グラフィックの変更が施されている。
[編集] 裏技
[編集] 隠し曲
アーケード版デイトナUSA、ならびにコンシューマー版アーケードモードのネームエントリー画面で特定の名前を入力すると、それに対応したSEGAのゲームの曲の一部が流れる。
隠し曲の例
[編集] 関連項目
- バーチャレーシング
- セガラリーチャンピオンシップ
- スカッドレース