デンプシー・ロール
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デンプシー・ロール(英:Dempsey roll)とは、ボクシングの元世界ヘビー級王者ジャック・デンプシーが編み出した必殺ブロー。週刊少年マガジンで連載されているボクシング漫画『はじめの一歩』の主人公幕之内一歩の必殺ブローの一つとしても有名。日本で最初に使いこなしたのは、エディ・タウンゼントに教えられた藤猛である。
上半身を数字の8の字を横にした軌道(∞)で振り続け、体が戻ってくる反動を利用して左右の連打を叩き込む。威力は折り紙つきだが、ボクシング技術の発達した近代では「規則正しい振り子運動でカウンターを合わせ易い」という欠点があるため、恐るべき破壊力を持ちながらもいつしか使用者がいなくなり次第に歴史の闇へと消えていった諸刃の剣である。