トムラウシ山
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トムラウシ山(とむらうしやま)は北海道中央部、上川管内美瑛町と十勝管内新得町の境にそびえる、大雪山のピークの一つの山。「大雪の奥座敷」と称される。標高2,141m。トムラウシとはアイヌ語で「花の多いところ」を意味するとも、「水垢が多いところ」の意だともいわれる。ふもと(新得町)にはトムラウシ温泉がある。
登山ルートは新得町からのもの、天人峡からのもの、北から白雲岳、忠別岳を経る縦走路などがあるが、かなり奥深い山であるため、最短ルートの新得町からのルートを用いても山頂まで6時間はかかり、小屋などの設備も少ないため、登頂にはそれなりの経験が求められる。
しかし、奥深い山である故に、広大なお花畑や湖沼などの大自然が荒らされることなく残されており、多くの登山者が憧れてやまない存在である。ことに、上記の北から縦走してくるルートは、大雪山系の雄大さを余すところなく堪能できる日本屈指の名ルートである。
宿泊施設としては、山頂の北へ約2時間ほど下ったところにあるヒサゴ沼に無人の小屋があるが、夏場は込みあうこともあり、テントを持参する方がどちらかというと賢明と言える。
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