新得町
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新得町(しんとくちょう)は、北海道十勝支庁管内の上川郡にある町。
町名の由来は、アイヌ語の「シントコ」(山の肩、端)から。
目次 |
[編集] 地理
十勝支庁西部の山間に位置し、南北に長い地形。十勝川最上流に位置する。 町の大半は高山地帯で、北部は2000m級の山岳を多く有する森林地帯。町南部は丘陵地帯で、ソバ畑がひろがる。
町面積は北海道内では足寄町、別海町、標茶町に次ぎ、全国の町村で4番目に広い。 また北海道の断面モーメント上の重心に位置する。重心の位置は、北緯43度28分02秒、東経142度49分40秒。
- 山: オプタテシケ山(2013m)、佐幌岳(1059m)、オダッシュ山(1097m)、新得山(455m)、十勝岳(2077m)、トムラウシ山(2141m)、ニペソツ山(2013m)、美瑛富士(1888m)、丸山(1692m)
- 河川: 佐幌川、十勝川
- 湖沼: 岩松湖、佐幌ダム(サホロ湖)、ヒサゴ沼、東大雪湖
[編集] 隣接している自治体
[編集] 歴史
- 1899年(明治32年) 山形県北村山郡高崎村(現東根市)から入植。
- 1900年(明治33年) 芽室外6カ村戸長役場(現芽室町)が設置される。
- 現在の新得町は1900年~1903年までは芽室外6カ村戸長役場(現芽室町)の管轄であった。1903年には現在の清水町が芽室外6カ村戸長役場から人舞村外一村戸長役場として分離・独立した。この時、今の新得町はこの人舞村外一村戸長役場の管轄となった。
- 1915年(大正4年)5月 人舞村外一村戸長役場(現清水町)から屈足(くったり)村として分離・独立し、二級町村制を施行する。
- 1921年(大正10年)4月 人舞村(現清水町)の一部を編入する。
- 1923年(大正12年)4月 一級町村制を施行し、屈足村から新得村と改称する。
- 1933年(昭和8年)5月 町制施行、新得町となる。
[編集] 経済
[編集] 産業
農業、林業、酪農が盛ん。ソバの生産で知られる。 冬季はサホロリゾートなどにスキーヤーが多く訪れる。
また北海道立畜産試験場(旧・新得畜産試験場)や北海道立林業試験場道東支場が設置されている。
[編集] 立地企業
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
[編集] 教育
- 高等学校
- 北海道新得高等学校(道立)
- 中学校
- 3校(屈足、新得、富村牛(小中併置))
- 小学校
- 3校(屈足南、新得、富村牛(小中併置))
閉校された学校
- 佐幌小学校 2007/03
- 屈足小学校 2004/03
- 上佐幌小学校 2004/03
[編集] 交通
[編集] 空港
[編集] 鉄道
[編集] バス
- 路線バス:北海道拓殖バスによって鹿追町や帯広方面へ運行されている。
- 都市間バス:旭川~帯広間の「ノースライナー号」が停車する。町内には、「新得役場前」バス停がある。新得役場前からは、南富良野町(幾寅)・富良野市・上川支庁美瑛町・旭川市の区間が利用できるが、帯広方面へは乗車できない。事前に予約が必要なので注意が必要。
[編集] 道路
- 高速道路
- バイパス
- なし。
- 一般国道
- 国道38号 (狩勝峠 644m)
- 都道府県道
- 北海道道75号帯広新得線
- 北海道道136号夕張新得線
- 北海道道593号屈足鹿追線
- 北海道道718号忠別清水線
- 北海道道1075号新得停車場線
- 北海道道1085号新内線
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] レジャー
[編集] 観光
[編集] 祭り
[編集] その他
テレビドラマ「北の国から'98時代」において黒板五郎の長女“蛍”が富良野に住む五郎の長男“純”のもとへ金を借りに来、その後根室の落石に住む不倫相手の医者の元へ行く為に釧路行きのJR特急(夜行)「おおぞら号」(現在は特急「まりも号」)に乗るために“純”に車で送ってもらったのが夜半の新得駅であった。