トヨタ・カローラスパシオ
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カローラスパシオ (COROLLA SPACIO) は、トヨタ自動車で製造されているミニバン型自動車である。
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[編集] 歴史
[編集] 初代(1997年-2001年)
- 1997年1月、カローラのコンパクトサイズ乗用型ミニバンとして登場した。2列シートの4人乗りと、3列シートの6人乗りが設定され、エンジンは4A-FE型1600ccと7A-FE型1800ccがラインナップされた。デザインは雲形定規のような曲面主体のもので、他のカローラのバリエーションとは違った風貌であった。
- 1997年7月15日、2列シートの5人乗り追加。
- 1998年、一部改良。
- 1999年、デザイン重視にマイナーチェンジが行われた。
[編集] 2代目(2001年-)
- 2001年、フルモデルチェンジ。先代モデルから打って変わり、重量感のあるデザインの3列シートの7人乗りとなった。エンジンのラインナップも1NZ-FE型1500ccと1ZZ-FE型1800ccの2種類がラインナップされた。先代では無理矢理に押し込めた感じのある2列目・3列目シートが中途半端となってしまった為、このモデルでは主に5人乗りとし、3列目シートは床下格納式の緊急用のような装備とした。全長・全幅は、同じエンジンを搭載するラウムとほぼ同寸である。同年7月23日には4WD車(1800ccのみ)も登場した。
- 2003年、マイナーチェンジ。主な変更点は、2列目シートのシート一体型アームレストにヘッドレストが追加され、タイヤの樹脂カバーのデザインを変更。ステアリングホイールが全て3スポークへ変更。Xを除く全グレードに黒木目調パネル装備し、それに伴って茶木目調パネルを廃止。フロントグリルもバンパー一体のカラードグリルになった。エンジンも改良された。また、格安グレードのVが廃止された。
- 2005年9月8日、一部改良。ディスチャージヘッドランプに光軸調整用のオートレベリング機構を採用し、またハロゲンヘッドランプには、マニュアルレベリング機構を採用したほか、ボディカラーにホワイトパールクリスタルシャイン(有料色)を追加した。
[編集] Corolla Verso - 欧州のカローラスパシオ
ヨーロッパでは、2001年にカローラヴァーソ(COROLLA VERSO)という名前で投入された。しかし2004年には早くも販売中止となって、トルコ工場で生産される欧州専用の新車種に切り替えられた。2代目カローラヴァーソはウィッシュの車台をベースに開発され、前身のスパシオから全長(4360mm)、全幅(1770mm)がそれぞれ拡大された。ホイールベースはウィッシュと同一の2750mmである。5人乗りと7人乗りが存在し、5M-MTのシフトマチック車と、6速・5速マニュアル車が存在する。AT車は設定されていない。エンジンは、1600ccと1800ccのVVT-i(可変バルブタイミング機構)と2200ccのディーゼル直噴エンジン(D4-D)がある。そのほかにも多大な変更が行われている。
詳しい画像はカローラヴァーソギャラリーにある。※外部リンク海外サイト
[編集] 名前の由来
- イタリア語で空間という意味の「Spazio」を元にして作った造語。