トランスルーセントグラスキャットフィッシュ
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トランスルーセントグラスキャットフィッシュ別名「トランスルーセント」、「トランスルーセントグラスキャット」は(学名 Kryptopterus bicirrhis)ナマズ目の淡水魚。全長は最大で15cm程である。体は頭部を除く全体が透けている。市場には5cm程度のものが一般的に出回っている。鑑賞魚としては「グラスキャット」の名で通じる。
下あごの先端から二本の髭を長く前に伸ばす。背びれは小さく、尾ひれは軽く二つに割れる。一般のナマズのように水底に潜ることはなく、中層に群れをなして、体をくねらせて泳いでいる。
よく観察すると時々胸のあたりに透明の脂肪のような泡のようなものが中にできでいることがある他、水温によってせびれが赤く染まるなどする。しかし特に魚体にこれといった影響はない。水中の細微なものが鰭などにもついていることもある。
同じ様に体全体が透けている魚として泰、マレーシアに分布するグラスフィッシュ、エンゼルフィッシュの一種であるグラスフィッシュがある。似た体形の魚にオムポックがある。比較的おとなしいので他の小型の熱帯魚との混泳にも向き、飼育もしやすいが、繁殖は容易でない。
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