トーマス・エンクビスト
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トーマス・エンクビスト |
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基本情報 |
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英語名 | Thomas Enqvist |
フルネーム | Karl Johan Thomas Enqvist |
国籍 | ![]() |
出身地 | 同・ストックホルム |
生年月日 | 1974年3月13日 |
身長 | 190cm |
体重 | 88kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手打ち |
ツアー経歴 |
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デビュー年 | 1991年 |
引退年 | 2006年 |
ツアー通算 | 20勝 |
シングルス | 19勝 |
ダブルス | 1勝 |
生涯通算成績 | 483勝343敗 |
シングルス | 448勝297敗 |
ダブルス | 35勝46敗 |
4大大会最高成績 |
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全豪 | 準優勝(1999) |
全仏 | 4回戦(2001) |
全英 | ベスト8(2001) |
全米 | 4回戦(1993・96・2000) |
キャリア自己最高ランキング |
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シングルス | 4位 |
ダブルス | 169位 |
Template |
トーマス・エンクビスト(Thomas Enqvist, 1974年3月13日 - )は、スウェーデン・ストックホルム出身の男子プロテニス選手。1999年の全豪オープン男子シングルス準優勝者。フルネームは Karl Johan Thomas Enqvist (カール・ヨハン・トーマス・エンクビスト)という。シングルス自己最高ランキングは4位。ATPツアーでシングルス19勝、ダブルス1勝を挙げた。身長190cm、体重88kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。「トーマス・エンクイスト」と表記されることも多い。
1991年にプロ入り。1992年10月にイタリア・ボルツァノ大会でツアー初優勝。1995年に世界ランキングを60位から7位に上げ、ATPツアーの「最も進歩した選手賞」(Most Improved Player of the Year, MIPという略称で呼ばれる)を受賞した。この年から男子国別対抗戦・デビスカップのスウェーデン代表選手となる。1996年のデビスカップでスウェーデン・チームは決勝まで進んだが、フランス・チームに2勝3敗で敗れた。
1999年の全豪オープンで、エンクビストは初めて4大大会の決勝戦に進出したが、その道程で地元オーストラリア選手を2試合連続で倒し、3回戦ではパトリック・ラフター、4回戦ではマーク・フィリプーシスを破った。決勝戦の相手は1996年の全仏オープン優勝者エフゲニー・カフェルニコフであったが、エンクビストは 6-4, 0-6, 3-6, 6-7 でカフェルニコフに敗れて準優勝に終わった。
エンクビストは2002年2月のフランス・マルセイユの大会を最後にツアー優勝から遠ざかり、2005年11月のルクセンブルク大会が最後のトーナメント出場になった。2006年4月、32歳で現役引退を表明した。
1996年にステファン・エドベリが引退した後、スウェーデンのテニス界は往年の輝きを取り戻せない苦悩が続いているが、エンクビストは同世代のヨナス・ビョークマンやトーマス・ヨハンソンらと並んで故国のために奮闘してきた選手の1人である。全豪オープンでエンクビストが準優勝してから3年後、2002年の同大会でヨハンソンが優勝し、スウェーデンの男子テニス選手としてマッツ・ビランデル以来14年ぶりの優勝をもたらした。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- トーマス・エンクビスト - ATPツアーのプロフィール(英語)
- デビスカップ成績表