ドミニク・ウィルキンス
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ドミニク・ウィルキンス(Jacques Dominique Wilkins, 1960年1月12日-)は、フランスのパリで生まれたアメリカの元プロバスケットボール選手でNBAの殿堂入りをしている。ヒューマンハイライトフィルムと呼ばれた。得点能力とダンクで有名だった。
[編集] 経歴
- ジョージア大学に在学中の1982年のNBAドラフトでユタ・ジャズから指名されたが、数ヵ月後の開幕前にアトランタ・ホークスに移籍してキャリアの大部分をそこで過ごした。入団2年目の1983-84シーズンから1993-94シーズンまで11シーズン連続して1試合平均20得点以上を記録、1985-86シーズンは30.3得点で得点王に輝いた。
- 1993-94シーズン中にダニー・マニングとのトレードでロサンゼルス・クリッパーズにトレードされて、その後、ボストン・セルティックス、サンアントニオ・スパーズ、オーランド・マジックやギリシャやイタリアのチームでプレイした。
- ウィルキンスはチームの勝利に大きく貢献して80年代にホークスは4回50勝以上あげることができた。
- 9回NBAオールスターゲームに選出されて、そのうち2回はスラムダンクコンテストで優勝した。スラムダンクコンテストでは、同僚のスパッド・ウェブとの対決では敗れてしまっている。
- NBA歴代12位の26,668得点、そして7,169リバウンドを記録した。
- 2001年1月13日、彼の21番はホークスの3人目の永久欠番となった。
- NBAでの優勝経験がなかったためか、NBA史上最も偉大な選手50人に選ばれる事はなかったが「選ばれないのはおかしい」との意見も多い。
[編集] 雑学
- 彼の兄、ジェラルド・ウィルキンスもNBAの選手だった。
- 957試合連続ファールアウトしなかった。これはモーゼス・マローン、ウィルト・チェンバレンに次いで3番目の長さである。
[編集] 主な受賞
- 得点王1回
- オールスタースラムダンクコンテスト優勝2回
- NBAオールルーキーチーム
- オールNBAファーストチーム1回、セカンドチーム4回、サードチーム2回
- オールスター出場9回
- バスケットボール世界選手権優勝(1994年)ドリームチームⅡのメンバーだった。