ハイカラ
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ハイカラは、西洋風の身なりや生活様式をする様を示す言葉。明治時代に誕生した言葉である。
転じて、華麗・優美・進歩的・御洒落等の正の意味と、西洋かぶれ・外面や形式のみを追い求める軽佻浮薄、等の負の意味を併せ持つ様になる。語源は明治期の男子洋装の流行であったハイカラー(high collar、高襟)のシャツより。西洋文化が浸透した現在ではもはや死語に近いが、明治・大正期の流行語である。
[編集] ハイカラ関連の作品
- 『高襟(ハイカラー)』 益田太郎冠者脚本の喜劇。1904年(明治37)12月、本郷座で高田実一座が上演。
- 『ハイカラ節』 神長瞭月作詞・作曲のバイオリン演歌。明治40年代に流行。当時のハイカラ風俗が歌いこまれている。
- 『はいからさんが通る』 大和和紀作の漫画作品。「週刊少女フレンド」に1975年7号-1977年10号まで連載。後にTVアニメ化・映画化。
- 『ハイカラさん』 大藪郁子脚本の NHKの連続テレビ小説。1982年(昭57)放送。