ハート (シンボル)
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ハート(heart)、ハートマークは、心臓を表すシンボル。一般的に色は赤で示される。
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[編集] 起源
一般的には心臓を表したものとされているが、これには異論もあり、女性の臀部や胸の輪郭、陰部などを表現したものだとする説もある。
また、古代ギリシャにおいて、ハートマークと非常に良く似た形をしたシルフィウム(既に絶滅して現存していない植物の一種)の種または果実をモチーフとした銀貨が発行されており、起源の一説として取り上げられている。
一方、トランプのスート(絵柄)のひとつでもあり、こちらは僧侶や聖杯を表すといわれている。
[編集] 用途
このシンボルは、心やバレンタインデー、キスを表現する他、愛や恋などの恋愛感情や、対象に好感を持っている事を示すために用いられる。恋に落ちたときの表現としては矢が刺さったハート、恋が破局したときには割れたハートなどのバリエーションもある。
また、(主に女性の)「可愛らしさ」や「セクシーさ」といったものをアピールする際にも用いられる。例えば、漫画や小説では、性交における性的快感や性的興奮を示す際にも使用され、人物の台詞や嬌声・喘ぎ声の末尾などに付与することで、場面の雰囲気を盛り上げたり、感情を込めさせたりする。
携帯電話などによる電子メールにおいても、上記の意味を持ったハートの絵文字が使われる。
女性がごく一般的に使用するのに対し、男性は特に理由(恋人に宛てたメールなど)がない限りあまり使用しないという傾向が強く、意味も無く濫用すると気味悪がられたりすることもある。
なお、男女を問わず、特に親しくない間柄で文章をやり取りする際は、誤解を招かないようハートマークの使用は避けるのが一般的である。2006年には、徳島大学の男性教授が、女性職員に宛てた複数の業務用のメールの文面の末尾にハートマークを付けていたという理由で、セクシャルハラスメントのかどで懲戒戒告されるという事例も発生している。
この他、より広義に「真心」や「心のふれあい」を意図するものとして、第一勧業銀行(現みずほ銀行)はロゴマークにハートを採用。「ハートの銀行」を称していた。
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