バス窓
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バス窓( - まど)とは、かつてバスや一部の鉄道車両で採用された側面窓形状を指す。マニアによる俗称であり、本来の名称は「スタンディー・ウィンドウ(立席窓)」である。
つくり自体は2段窓であるが、上段をHゴム(断面形状がHの形をしているゴムで、固定窓と車体とをつなぎ埋める目的で使用される)で固定し下段のみが上昇するようにされた窓を総称して「バス窓」と呼ばれる。外観上は上段が角に丸みを帯びた窓にHゴムの縁取りがあり、下段は対照的な角張った窓になっている。
サッシ窓よりも軽量に仕上げることが可能で、かつ車体強度面で有利であったことから、かつて路線バスで数多く採用されていたためこのように呼ばれるようになったが、“見てくれ”の問題から1970年代以降アルミサッシが普及し、現在ではこの形状の窓を持つバス・鉄道車両はほとんど残っていない。
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