バトレットチルダーズ
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性別 | 牡 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | ランニングホース |
生誕 | 1716年 |
父 | ダーレイアラビアン |
母 | ベティリーデズ |
生産 | レオナルド・チルダーズ |
生国 | イギリス |
馬主 | ジョン・バトレット |
調教師 | 不出走 |
競走成績 | 不出走 |
獲得賞金 | 不出走 |
バトレットチルダーズ(Bartlet's Childers、又はヤングチルダーズYoung ChildersあるいはブリーディングチルダーズBleeding Childers、1716年 - ?)は、イギリスの種牡馬。大競走馬フライングチルダーズの1歳下の全弟で、不出走ながら種牡馬として成功した。孫のエクリプスを通じてサラブレッドの主流父系を築いており、サラブレッドにおいて現在では兄よりも影響力が大きい。1742年イギリス種牡馬チャンピオン。
本馬は兄と同じく最初生産者の名をとって(ヤング)チルダーズと呼ばれていた。その後ジョン・バトレットの手に渡りバトレットチルダーズと呼ばれるようになった。鼻出血の持病持ちで競走には使われておらず、最初から種牡馬として供用されている。供用地Mashamが含まれるヨークシャーは当時馬産が盛んで、飛ぶように早いと評判だったフライングチルダーズの弟バトレットチルダーズは種牡馬として重用された。多くの繁殖牝馬と交配されるという幸運の結果、スクアートを出した。スクアートはマースクの父で、マースクはエクリプスの父である。その他(スメイルズ)チルダーズ等を送り出している。
なお、ゴドルフィンアラビアンの父系においても、フライングチルダーズ以来の名馬と呼ばれたラス(Lath)ではなく、その全弟ケード(Cade)によって発展しており、フライングチルダーズ&バトレットチルダーズ兄弟と境遇が似ている。
[編集] 血統表
血統表、時代背景などは兄(フライングチルダーズ)参照。