バブルガムクライシス TOKYO 2040
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『バブルガムクライシス TOKYO 2040』はテレビアニメ作品。OVAシリーズのバブルガムクライシスのテレビアニメ版となる。全26話。1998年10月から1999年3月までテレビ東京系列で放送された。テレビ放送は24話で打ち切りとなり、最後の2話をVHS・DVDでの販売での公開でもって完結した。
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[編集] ストーリー
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
熊本から憧れの東京に上京してきた新人OLのリンナは、初出勤の日、暴走したアンドロイド・マッドブーマの事故に巻き込まれる。危機に陥ったリンナを突如現れて救ったのは、リンナが熊本にいた頃から噂で聞いていた、マッドブーマを相手に戦う謎の組織「ナイトセーバーズ」の一員であるプリスだった。憧れのナイトセーバーズの人間に接触するチャンスだと思ったリンナは、プリスを尾行することでナイトセーバーズの本部にたどり着くが・・・
[編集] 世界設定
世界設定は基本的にOVA版と同じである。 2010年に東京都心を大地震が襲い、東京は廃墟と化してしまうが、ゲノムコーポレーションの開発した人型アンドロイド・ブーマによって飛躍的な復興を遂げる。しかし東京には以後もブーマが住み着き、また経済的な面ではゲノム社が支配的なシェアを占める事になり、東京はゲノム・シティと化して行った。 そんな中、次第にブーマが故障により原因不明の暴走をはじめる事件が多発し深刻な問題となったため、国はブーマが関係する事件のみを専門的に扱う警察組織「A.D.Police」を設立する。
[編集] キャラクター
- プリス・アサギリ 声優:浅川悠
- 毎晩ライブハウスを沸かせるロック歌手。ナイトセーバーズでは前線にてマッドブーマと戦う主戦力。OVA版から少し性格が変わり、口数が少なくクールな女性。A.D.Policeを毛嫌いしている。バイクが趣味。
- シリア・スティングレイ 声優:雪乃五月
- ブティックを経営するお嬢様で、ナイトセーバーズの創設者でありリーダー。物語の実質的なヒロインに当たる。父親がゲノム・コーポレーションでブーマの開発に当たっていた際、自分と母親がその実験台として利用された事で心に深い傷を負い、ブーマを激しく憎んでいる。普段は一見物腰柔らかなお姉さんだが小悪魔キャラ。
- リンナ・ヤマザキ 声優:夏樹リオ
- 熊本から上京してきた新人OL。プリスとの接触をきっかけにナイトセーバーズの一員となる。第1話の主人公であり、序盤のストーリーの案内役的キャラでもある。ハツラツとした性格。
- ネネ・ロマノーヴァ 声優:小西寛子
- A.D.Policeの情報オペレータでありながら、ナイトセーバーズの一員でもある少女。弱冠18歳でありながらコンピューターの扱いに関しては天才的な能力を持っている。
- レオン・マクニコル 声優:梁田清之
- A.D.Policeの刑事。事件現場で出会ったプリスに一目ぼれして付きまとっている。
- ブライアン・メイスン 声優:中田譲治
- ゲノムコーポレーションの重役。ブーマによって新世界を作ろうという野望を抱いている。東京地下に眠っていたブーマの素体を覚醒させ、ガラテアと名づけて自分の手元に置く。
- クインシー・ローゼンクロイツ 声優:中村正
- ゲノムコーポレーション社長。ブーマによる東京復興と、人間とブーマが共存する新しい東京つくりを夢見ていたが、物語中盤にて死亡する。
[編集] スタッフ
- 原作:AIC
- 監督:林宏樹
- キャラクターデザイン:山田正樹
- 総作画監督:山田正樹/高岡淳一
- プロダクションデザイン:荒牧伸志
- 脚本:小中千昭/村井さだゆき
- ビジュアルディレクター:外山九市
- 美術監督:池田繁美
- 音楽:是永巧一
- 音響監督:本田保則
- ハードスーツ原案:園田健一
- アニメーション制作:AIC
- 製作:日本ビクター
[編集] 外部リンク
- Bubblegum Craisis TOKYO 2040(AICホームページ内)
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