ヒッチハイクの賛否両論
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ヒッチハイクの賛否両論(The Pros And Cons Of Hitch Hiking)は、1984年に発表されたロジャー・ウォーターズのファースト・ソロアルバム。全英13位・全米31位を記録。
本作の原案は『ザ・ウォール』(1979年)制作時に提示されていたが、内容が個人的すぎるという理由でメンバーから拒否された経緯がある。このアルバム発表時、ウォーターズはまだピンク・フロイドに在籍しており、発表後の1985年に脱退を表明した。
フロイド時代の流れを汲むウォーターズ独特のコンセプト・アルバム。そのストーリーは、神経症を患った主人公が見ている夢を、聴き手が同時進行で追っていくというもの。かなり難解な内容で、登場人物の相関関係も分かりにくい。基本的には、妻との別れや新しい出会いを通して、主人公が人生の真実を悟るというストーリーになっている。各楽曲に付けられた時間が、そのまま夢を見ている時間を示している。
ゲスト・ミュージシャンとして、エリック・クラプトンやメル・コリンズ、アンディ・ニューマークなどの豪華なメンバーが招かれている。クラプトンはアルバム発売後のツアーにも途中まで同行していた。
[編集] 収録曲
全作詞作曲:ロジャー・ウォーターズ
- 4:30AM トラベリング・アブロード 4:30 A.M. (Apparently They Were Travelling Abroad)
- 4:33AM ランニング・シューズ 4:33 A.M. (Running Shoes)
- 4:37AM ナイフを持ったアラブ人と西ドイツの空 4:37 A.M. (Arabs With Knives And West German Skies)
- 4:39AM 初めての出来事 パート2 4:39 A.M. (For The First Time Today, Part 2)
- 4:41AM セックス革命 4:41 A.M. (Sexual Revolution)
- 4:47AM 愛の香り 4:47 A.M. (The Remains Of Our Love)
- 4:50AM フィッシング 4:50 A.M. (Go Fishing)
- 4:56AM 初めての出来事 パート1 4:56 A.M. (For The First Time Today, Part 1)
- 4:58AM さすらう事そして生きる事をやめる 4:58 A.M. (Dunroamin, Duncarin, Dunlivin)
- 5:01AM ヒッチハイクの賛否両論 5:01 A.M. (The Pros and Cons of Hitch Hiking)
- 5:06AM ストレンジャーの瞳 5:06 A.M. (Every Strangers' Eyes)
- 5:11AM 透明なひととき 5:11 A.M. (The Moment Of Clarity)