ヒッポグリフ
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ヒッポグリフ(hippogriff)は、グリフォンと雌馬の間に生まれた伝説の生物。ヒポグリフ、ヒポグリフォ(hipogrifo)とも。ヒッポ(hippo)は「馬」の意。
身体の前半身が鷲、後半身が馬。非常に誇り高いとされる。グリフォンの習性を受け継いでいる部分があり、その翼で大空を駆けたり、馬肉や人肉を好んで食べるとされる。また、グリフォンよりも気性が荒くないため、乗馬として用いることも可能である。
グリフォンが馬を好んで食べるということから、ありえないもの(天敵と被食者のハーフ)の代名詞だったものが、そのまま想像上の生物の名前になってしまったという説もある。
16世紀の叙事詩『狂えるオルランド』に初めて登場し、また最近の作品では『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』に登場している。