ピーター・ペース
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ピーター・ペース(Peter Pace, 1945年11月5日-)は、アメリカ海兵隊の軍人。現職の軍人であり、現在の階級は海兵隊大将。第16代アメリカ軍統合参謀本部議長として、現在もイラク戦争の指揮にあたっている。
[編集] 経歴
ニューヨークのブルックリンでイタリア系アメリカ人の両親の子として生まれ、ニュージャージー州ティーネックで育った。1967年6月にアメリカ海軍兵学校を卒業し、海兵隊に入隊。彼は、この他にジョージ・ワシントン大学で経営学修士号(MBA)を取得しており(ちなみにマイヤーズ前統合参謀本部議長も、オーバン大学でMBAを取得している)、また、ハーヴァード大学の国家・国際安全保障上級行政官課程で学んでいる。また、1992年には、ジョージタウン大学のエドマンド・A・ウォルシュ外交大学院のリーダーシップ・セミナーを卒業するなど、高学歴の目立つ軍人である。家族は、妻と息子が1人(ピーター)と娘が1人(ティファニー)ずついる。ちなみに息子のピーターは、海兵隊予備役に所属しており、現在の階級は大尉である。
1968年、ヴァージニア州クオンティコ海兵隊基地の基本術科学校(The basic School)を修了した彼は、第1海兵師団の第5海兵連隊第2海兵大隊に配属され、ヴェトナムへ従軍、初任務は同名の映画化されたことで有名になったライフル隊プラトーンの小隊長であり、後に副作戦司令官に昇格する。
1969年3月にアメリカへ帰還し、ワシントンD.C.の海兵隊総司令部に勤務。この在任中に彼は、海兵隊研究所の所長を務めた。
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