フィリピン空軍
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フィリピン空軍(フィリピンくうぐん Philippine Air Force, PhAF)はフィリピンにおける空軍組織。タガログ語ではHukbong Panghimpapawid ng Pilipinasと表記する。
[編集] 概要
1947年7月1日に設立された。1950年代から1960年代にかけて、P-51戦闘機やF-86D/F戦闘機を保有していた。その後、フィリピン経済の発展および共産ゲリラ勢力との鎮圧に重点が置かれたことにより、装備の更新は滞るようになった。2005年10月には、最後のF-5A/B戦闘機が老朽化により退役し、その後戦闘機は保有していない。
[編集] 保有機材
- エアルマッキ S-211:軽攻撃機・練習機
- エアルマッキ SF-260:COIN機
- ノースアメリカン・ロックウェル OV-10:COIN機
- ロッキード C-130:ターボプロップ輸送機
- フォッカー F28:要人輸送機
- ヒューズ MG-520:ヘリコプター
- シコルスキー S-76:ヘリコプター
- ベル UH-1:ヘリコプター
[編集] 基地の一覧
- クラーク空軍基地(パンパンガ州):元アメリカ空軍基地。1991年に返還。国際空港としても使用中。
- バサ空軍基地(パンパンガ州):かつては、F-5戦闘機部隊が所在。
- ヴィラモール空軍基地(パサイ):空軍司令部が所在。マニラ首都圏内にある。
- アチェンダ空軍基地(カヴィテ州):第15攻撃航空隊を始めとするCOIN機部隊が所在。
- フェルナンド空軍基地(バタンガス州):基地の始まりは、1942年に大日本帝国陸軍の建設による。
- バウチスタ空軍基地(パラワン州)
- アンドリュース空軍基地(サンボアンガ):共産主義勢力およびイスラム反政府勢力に対する掃討作戦で使用中。
- ラジャ・ブアヤン空軍基地(南コタバト州):第100練習航空隊が所在。