フェルガナ
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フェルガナは、中央アジア東部、アラル海に注ぐシルダリア川の上流とカラテギン(フェルガナ)山地に挟まれたフェルガナ盆地(ウズベキスタン・タジキスタン・キルギスの各共和国にまたがっている)にある都市。現在はウズベキスタン領。「二つの河に挟まれた土地」の意味である。
[編集] 歴史
古くは大宛国などアーリア系国家が成立した。フェルガナ盆地は名馬の産地であり、汗血馬と呼ばれる良馬を求め、前漢の武帝が侵略を行った。7世紀からはテュルク系民族の支配下に入った。16世紀にはウズベク民族がこの地に定着し、現在の民族構成の形ができあがった。18世紀にはコーカンド・ハン国が統治し、1875年-1876年、ロシア帝国が占領した。
フェルガナに居住する住民は、サルト人とも呼ばれるが、人種的にはウズベク系とタジク系に分かれる。
漢字では「大宛」と呼ばれた。豊饒の地である。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
Fergana.ru(ロシア語、英語、ウズベク語)
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