フリーウィル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フリーウィル(株式会社フリーウィル)は、音楽・映像ソフトの制作も手がける、日本の独立系音楽プロダクション。 代表取締役は冨岡裕(DYNAMITE TOMMY)。 1986年DYNAMITE TOMMYが自身のバンドCOLORのファーストEP「MOLT GRAIN」をリリースするためにフリー・ウィル・レコードを設立したのが始まり。1980年代後半から1990年代にかけて多くの人気を博したヴィジュアル系ロックバンドが所属していた事により、昔は「東のエクスタシー、西のフリーウィル」とも呼ばれていた。ちなみにエクスタシーとはYOSHIKIの主催するEXTASY RECORDSの事。
目次 |
[編集] 所属バンド
◆SunKrad
◆Lizard
◆S’CUBE
◆FREE-WILL
◆ism
◆mother earth
[編集] かつて 所属したバンド
- COLOR
- BY-SEXUAL
- かまいたち
- BILLY&THE SLUTS
- DECAMERON
- 幻覚アレルギー
- しいもんきい
- BA-RA-VA-LA
- BELLZLLEB
- ジョリーピックルス
- 妖花
- Red Tail Cat
- La misé a mourlé
- Amphibian
- SPEED-iD
- vogue
[編集] ポリシー
代表取締役である富岡が元々バンドマンであった経験から、所属アーティストに対して様々なアドバイスがなされている。(しかし、こういう音楽を作ろう、などの楽曲に対する口出しは一切していない)ここに例を2つ挙げる。
- 髪型を一週間毎に変えるDir en greyのメンバーに対して、「ファンがついていけない」との趣旨から改めるよう促した。しかし、メンバーはなかなか納得せず、結果的に女性マネージャーがヒステリー気味に叱責、押しきられる形でメンバーは改善する事で事無きを得た。
- kannivalismの圭の遅刻事件を受け、「遅刻はあかんで」とアドバイス。しかし、圭が「TOMMYさんだったらやらないと思います。」と反論。「やるよ」と言い返すも、「何でそんなウソつくんですか」と言い返されてしまう始末。仕方なくエイベックス側に委ねる顛末となったとか。
経営の面でも、シノギが厳しいバンド業界においてビジネス面を一際度外視した、アーティスト主導の経営戦略でコアなファンの心をつかんでいる。
[編集] 沿革
1996年頃より傘下のレーベルや交流のあるバンドのCDの流通に深く携わるようになった。現在はRentre en soi、bisが、また傘下のサンクレイドにDir en greyが所属している。また、近年は傘下の会社のひとつ、PS COMPANYが雅-miyavi-、Kagrra,をメジャーに送りだすなど勢力をのばしつつあり、さらに欧州圏向けの販売戦略を押し進めてもおり所属バンドであった蜉蝣が2005年にヨーロッパ公演を行った。 一方のDir en greyは米インディーズレーベルWARCONと契約、「Withering to death.」「THE MARROW OF A BONE」の二枚のアルバムを全米でリリース。2007年2月には全米ツアーを実施し多くのファンを獲得。
[編集] 関連項目
- ヴィジュアル系
- EXTASY RECORDS
- グラップラー刃牙(テレビアニメ版を制作している)
[編集] 外部リンク
- Free-Will web siteフリーウィル