ブラックエンペラー
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ブラックエンペラー(BLACK EMPEROR 又はBLACK卍EMPEROR)は、東京都内の暴走族。
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[編集] 概要
谷田部氏、泉氏により国立から生まれ、国内最大の暴走族にまで成長した伝説のチーム。 「GOD SPEED YOU」(en:God Speed You! Black Emperor)という作品名で、暴走族の中で唯一劇場映画化されたことで「BLACK卍EMPEROR」は知名度は上がり、暴走族の代名詞と評されることもあるほどだった。
後に暴走族の連合体、関東連合に加盟することとなる。その伝説的なネームは暴走族系の記事や漫画でもいまだに多く取り上げられる。道交法改正で全国規模の組織は解散し、各支部ごとの活動となったがそのチームの精悍さ、規律、知名度から芸能界でデビューした者も居る。
暴走族初の公式サイトを立ち上げたりVシネマを制作したり、そのブランド価値はいまでも消えていないと言われる。
[編集] 推移と動向
1989年(平成元年)以降は人数が激減した。杉並・永福町の1978年(昭和53年)生まれ世代の人間達が22代目ブラックエンペラーを復活させてからは喧嘩のスタイルに変化が現れ、それ以前の抗争では素手の喧嘩(スデゴロ)にこだわったり凶器と言っても木刀までだったのが、金属バットや包丁といった凶器を使うことも辞さなくなった。そして戦略的にもゲリラ戦的なものに移行していった。即ち喧嘩に際し対立するグループに所属する者を狙う時はその行動パターンを周到に調べ、一人または少人数で居るところを拉致し色々玩具にして悲惨な目に会わせるといった、相手に恐怖感を植えつける戦略を取った。
1998年には昭和53年生まれの代のメンバーが引退後、『スーパーティーンズ写真集』と銘打った素人の若者を題材にした写真集『バッヂレス~俺たちには勲章なんかいらない~』に登場した。なお永福町ブラックエンペラー総長は写っていない。
[編集] 歴代総長(歴代公認)
- 創始者 谷田部、泉輝雄総長
- 二代目 瓜田吉寿総長
- 三代目 本間優二総長
- 四代目 阿部総長
- 五代目 イカンガー岩崎隆史総長
- 六代目 蛯澤賢治総長
- 七代目 宇梶剛士総長
[編集] 友好団体
- 用賀喧嘩会(但し、用賀喧嘩繪OBを永福町ブラックエンペラーらが7~8人で金属バットで襲撃した事件あり。デニーズで起きたこの事件は新聞沙汰になった)
- 宮前愚連隊
- 成城愚連隊
- 若林愚連隊
- 三軒茶屋愚連隊
[編集] かつて所属していた有名人
[編集] 関連項目
- 東洋ボール殺人事件
- ストリートギャング
- やくざ
- 宇田川警備隊(渋谷拠点)
- 華魂(赤羽拠点)
- 怒羅権
- イラプション(渋谷拠点)
- TOP-J(渋谷拠点)
- 用賀喧嘩会(用賀拠点)
- 宮前愚連隊(杉並拠点)
- 小次郎(キックボクサー、上町小次郎総長)
- THUGZ DRAGON CREW(与野拠点)
- 悪龍会(与野拠点)