ブリンズレー・シュウォーツ
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ブリンズリー・シュウォーツ(Brinsley Schwarz)は、ブリンズリー・シュウォーツ(ギター)、ニック・ロウ(ベース)、ボブ・アンドリュース(キーボード)、ビリー・ランキン(ドラムス)をオリジナル・メンバーとして1970年に結成されたイギリスのロックバンド。
1972年にはオーディションによりイアン・ゴム(ギター)が参加し5人となる。1970年にファースト・アルバム"Brinsley Schwarz"をUnited Artistsから発表し、本国からプレス関係者を招いてニューヨークのフィルモア・イーストでヴァン・モリソンの前座としてギグを行ったが、飛行機到着時間の遅れによるリハーサル不足等により大失敗に終わり、大きな負債を残すことになる。1971年に"Despite It All"、1972年には"Silver Pistol"、"Nervous on the Road"を発表し、ニック・ロウ作の優れた楽曲とパブを中心としたライブで、徐々にライブバンドとしての人気を獲得していく。1975年に惜しまれながら解散するまでにパブロック・ムーブメントの中心バンドとして活動し、現在もなお根強い人気を誇る。解散後、ニック・ロウはソロ活動のほか、エルヴィス・コステロのプロデュースで名を知られる。また、ブリンズリー・シュウォーツとボブ・アンドリュースは、1970年代後半はグラハム・パーカーのバック・バンド"The Rumour"のメンバーとして活動していた。