プリンストン高等研究所

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プリンストン高等研究所

プリンストン高等研究所（-こうとうけんきゅうじょ、Institute for Advanced Study）は、アメリカ合衆国ニュージャージー州のプリンストン大学の近くにある研究所で自然科学、数学、社会科学、歴史学の研究部門を持ち、学術研究において世界最高の研究所の一つとされる。一般的にＩＡＳと略称で呼ばれる。どの部門においても世界最高レベルの研究者を擁しているが特に物理学と数学の研究が有名である。実際の名称は「高等研究所」のみであって「プリンストン」は含まれていない、日本語の通称のためプリンストン大学の付置組織と勘違いされるが、大学とは関係のない独立した組織体である。

[編集] 歴史

1930年、ニューアーク・デパートで儲けたバンバーガー兄弟が資金を出して設立した。この研究所にはアルバート・アインシュタイン、クルト・ゲーデル、ジョン・フォン・ノイマン、ロバート・オッペンハイマーら世界中から有力な研究者が集ったことでも知られる。オッペンハイマーは第二次世界大戦中にはロスアラモス国立研究所所長としてマンハッタン計画を主導し、原子爆弾を開発していたが、戦後の1947年にはプリンストン高等研究所の所長に任命された。

[編集] 現在

現在でも非常に著名な研究者が多数在籍している。数学部門では、4名のフィールズ賞受賞者、1名のネヴァリンナ賞受賞者をはじめとするメンバーが揃っている。自然科学部門ではフィールズ賞受賞者のエドワード・ウィッテンや共同研究者のネーサン・サイバーグ。AdS/CFT対応で超弦理論において一躍トップに立ったフアン・マルダセナ等を擁する。