ホーコン5世 (ノルウェー王)
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ホーコン5世マグヌソン(Håkon V Magnusson、1270年-1319年)は、ノルウェーの国王。マグヌス6世(改法王)の子で、エイリーク2世の弟(在位:1299年-1319年)。
1299年、兄のエイリーク2世が男児無くして死去したため、ノルウェーの相続法に基づいて王位を継承することとなった。しかし兄と較べて強権的で、兄が関係改善を尽力していたハンザ同盟と通商・利益などの権利をめぐって争い、逆に反撃を受けて劣勢に立たされ、王権を弱体化させた。しかもこれが一因してスウェーデンやデンマークから内政干渉を受けるようになったため、首都をベルゲンからオスロに遷さざるを得なくなった。その後は地方統制に尽力している。
兄同様、男児に恵まれずして1319年に50歳で死去。死後、王位は娘婿(娘の名はインゲボルク)のマグヌス7世が継いだ。
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