ボイスパーカッション
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ボイスパーカッションとは、打楽器の奏でる音色をそっくりそのまま口で表現する技術である。ボイスパーカッションは、日本ではアカペラグループRAG FAIRの奥村政佳(通称:おっくん)の出現から一躍有名になり、「ボイパ」として広まった。アメリカのヒップホップ界ではヒューマンビートボックスなどが広く知られている。
日本のボイスパーカッションには大きく分けると2つの流派がある。RAG FAIR奥村が演奏している「関東流」、RAG FAIRの出現と同時期にTVに出演していたPOCHIのけんぞーが演奏している「関西流」の2つである。(奥村は東日本で活躍していたが出身は大阪府)
しかし、ボイスパーカッショニストの間ではハモネプの中で生まれた「関東流」「関西流」の分類の仕方に疑問をもつ者も多い。アカペラサイト等では、発音の仕方から「関東流」を「有声」、「関西流」を「無声」とする方法が一般的とも言える。
日本ではボイスパーカッションと呼ばれているが、英語ではVocal Percussion(ボーカルパーカッション)と呼ぶことが一般的である。その他の呼び方としてはMouth Drums(マウスドラムス)がある。
音源として残っているものでは、Do it A cappellaに出演しているTrue Imageというグループのボイスパーカッショニストが一番古い。それ以前にもボイスパーカッション自体は存在していたが、パートとしてではなく間奏などで用いられるだけであった。
[編集] 楽器
口で演奏されたことのある楽器音