ポートルイス
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ポートルイス(Port Louis=現地の発音ポールウィー)は、インド洋に位置するモーリシャスの首都で、人口は135,371人(1996年)。主島のモーリシャス島にある港湾都市で、同国最大の都市でもある。ポートルイス郡に属す。南緯20度10分、東経57度31分30秒。
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[編集] 概要
ポートルイスは、ポートルイス・モカ山脈(Port-Louis Moka Range)と呼ばれる山脈に囲まれている。この山脈の最も有名な山は、海抜800m近いところにあるル・プセ山(Le Pouce )とピーター・ボス山(Pieter Both)。
ポートルイス市民の人気スポットは、シャン・ド・マルス(Champ de Mars)と呼ばれている国立競馬場や、ル・カセルナ(Les Casernes)と呼ばれる警察バラック(宿舎)、ル・ポートルイス・ウォーターフロント(Le Port Louis WaterFront)である。また標高500mのシノ山(Signaux)があり、市民が度々レクリエーションに訪れる。山頂からの市内の眺めはとてもよい。街のメインストリートはSSR通り(S.S.R street=ラ・ル・デスフォルゲ(La Rue Desforges)とも)で、イスラム教徒が多く周囲にはモスクがある。市役所もこの通りに面している。
観光地としては、ザ・コダン・ウォーターフロント(The Caudan Waterfront)、ポートルイス市場(Port Louis Bazaar)、モーリシャス・チャイナタウン(Mauritian China town)など。また国立歴史博物館(Natural History Museum)、モーリシャス・スタンプ博物館(Mauritius Stamp Museum)もある。モーリシャスで一番古い郵便局もあり、そこにはモエ・ド・ラ・ブルドネスの彫刻がある。
また、島の動植物の相に関する研究をするモーリシャス研究所がある。
[編集] 歴史
ポートルイスは、1735年にフランスのモエ・ド・ラ・ブルドネス(Mahé de La Bourdonnais)が建設したことに始まる。
[編集] 産業
主要な産業は、貿易や観光業。観光客の主な目的はウォーターフロントでのショッピングなど。主な工業製品は織物、化学薬品、プラスチック製品、調合薬など。