マイケル・シェンカー・グループ
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マイケル・シェンカー・グループ(Michael Schenker Group:M.S.G.)は、ドイツ(旧 西ドイツ)出身のギタリスト、マイケル・シェンカー(元UFO・元スコーピオンズ)率いるバンド。
ハードロック、及びヘヴィメタルに分類される。キャッチーなメロディと、卓越した華麗なギター・プレイが魅力。UFOを脱退後の1970年代末から今日に至るまで幾多のメンバー・チェンジを繰り返した。82年にグラハム・ボネットが参加した時が人気のピークであった。
1987年からしばらくはロビン・マッコーリーをボーカリストに有し、マッコーリー・シェンカー・グループ (MSG)名義での活動も行った。
Michael Schenkerのドイツ語読みはミヒャエル・シェンカーだが、Michael Schenker Groupはドイツ語でも英語的にマイケル・シェンカー・グループと読まれる。ドイツにおいて、本人は、「マイケル・シェンカー・グループのミヒャエル・シェンカー」(Michael Schenker von Michael Schenker Group)を自称。
[編集] 特徴
ヨーロッパの'70年代ハードロックの代表的なバンド、UFOを正統に'80年代型へ進化させたバンド。NWOBHMのブームにも乗って、マイケル・シェンカーのギターの素晴らしさを再確認させた。特に革命的なことをするわけではなく、それまでのハード・ロックの流れを上手く受け継いで、分かりやすい曲調とシンプルなビート、そして時に織り込まれるメロウなメロディと、ロックを志す者にとってお手本のようなバンドであった。グラハム・ボネットやコージー・パウエル在籍時が人気の絶頂であったが、その後時代の流れと共に活動は低迷。日本では根強い人気を博すも、マイケル本人の精神状態もあり現在はアコースティックや単発の活動にとどまっている。そういった不器用さも、またマイケルらしいと言える。
[編集] アルバム
- 「神(帰ってきたフライング・アロウ)」THE MICHAEL SCHENKER GROUP
- 「神話」M.S.G
- 「飛翔伝説~M.S.G.武道館ライヴ」ONE NIGHT AT BUDOKAN
- 「黙示録」ASSAULT ATTACK
- 「限りなき戦い」BUILT TO DESTROY
- 「ロック・ウィル・ネヴァー・ダイ」ROCK WILL NEVER DIE
- 「パーフェクト・タイミング」PERFECT TIMING(McCAURY SCHENKER GROUP名義)
- 「セイヴ・ユアセルフ」SAVE YOURSELF(McCAURY SCHENKER GROUP名義)
- 「マイケル・シェンカー・グループ」M.S.G.
- 「アコースティックM.S.G.!」NIGHTMARE - THE ACOUSTIC M.S.G.
- 「神々の饗宴~M.S.G.ライヴ!!~」UNPLUGGED LIVE
- 「リトゥン・イン・ザ・サンド」WRITTEN IN THE SAND
- 「ジ・アンフォーギヴン」THE UNFORGIVEN
- 「ライヴ~ジ・アンフォーギヴン・ワールド・ツアー」LIVE~THE UNFORGIVEN WORLD TOUR
- 「ライヴ・イン・コンサート」BBC RADIO 1 LIVE IN CONCERT
- 「ビー・アウェア・オブ・スコーピオンズ」BE AWARE OF SCORPIONS
- 「アラクノフォビアク」ARACHNOPHOBIAC
- 「ヘヴィー・ヒッターズ」HEAVY HITTERS
- 「テイルズ・オヴ・ロックンロール〜25thアニヴァーサリー・アルバム」TALES OF ROCK'N'ROLL - TWENTY-FIVE YEARS CELEBRATION
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