マイルズ・オブライエン
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マイルズ・オブライエン (Miles O'Brien) は、SFテレビドラマ『スタートレック』シリーズに登場する人物の一人。『新スタートレック』の名脇役で、『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』ではレギュラーとなる。コルム・ミーニーが演じた。日本語版の声は辻親八。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 本編での活躍
地球人の宇宙艦隊准士官である。准士官と表現したのは、准尉が最高位の階級の為である。彼の階級の推移についてはもともとゲスト出演だったためにキャラクター設定が固まっておらず、以下に示すように混乱が生じることになった。
[編集] エンタープライズDのオブライエン
初登場は、新スタートレック (TNG) のパイロット(大尉)だった。その後転送主任として登場。転送装置に関して詳しく、難しい転送も経験で何度も成功させている。以後そこそこ登場するようになり、ライカーの父親カイルがエンタープライズに来た時は、中佐のライカーと准尉のオブライエンが階級を越えて、友人のように親しげに話しており、ライカーの相談にのったりしている。あのライカーに直球でやりとりしている所を見ると、相当人生経験豊富なようだ(ライカーが部下に悩み事を打ち明ける等、普段では考えられない)。
その後、科学(植物)調査の為にエンタープライズに乗艦していた植物学者、日系人(?)のケイコ・イシカワと交際する様になり、ピカード以下クルーが見守る中、エンタープライズ内で結婚式を挙げる。その後、モリーとキラヨシの二人の子供を授かる。
[編集] ディープ・スペース・ナインのオブライエン
ディープ・スペース・ナイン (DS9) に異動後(士官に昇進出来るチャンスであり、エンタープライズのラ=フォージ少佐と同じ機関主任になれるんだから…と、妻ケイコに力説していた)は、技術主任として“何でも屋”の様に上官から、あれやれこやと故障の多いDS9の故障箇所を修理する忙しい日々を送る。DS9では「チーフ・オブライエン」と呼ばれていた。オブライエンという姓がアイルランド系なので、オデルという人物に「あんたもアイルランド系だねぇ?」と突っ込まれた事がある。 途中からDS9所属の宇宙艦「U.S.S.ディファイアント」の機関長も兼任、小さな船体にハイパワーなエンジンと言うアンバランス艦を彼の工夫で安定させるなど工夫上手で機関部でも信頼が厚く、実力は誰もが認めている。 DS9のドクター、ベシア大尉と親友になり、彼とホロデッキで(第2次大戦のパイロットやアラモ砦など)共に戦うのはDS9でも有名だった。 ドミニオン戦争終結後、家族とDS9を離れ地球で宇宙艦隊アカデミーの教官になっている。
カヌーが好きで、ちょくちょくホロデッキに行っては怪我をしている。妻ケイコの尻に敷かれていたり、ジョーク好きの陽気な性格で、ファンからも愛されている。
[編集] 平行世界のオブライエン
テロック・ノール (DS9) で働かされていたテラン人の一人で下級技術者、独身。シスコから「スマイリー」と呼ばれていた。こちらの世界から迷い込んだキラやベシアとの出会いが切っ掛けで、シスコたちと共に叛乱を起こす。後にこちらの世界のDS9にやってきてディファイアントの設計図を密かにコピーし、叛乱軍が占領したテロック・ノールで同型艦を建造する。
[編集] 姓
オブライエン (O'Brien)
[編集] 名・中間名
マイルズ・エドワード (Miles Edward)
[編集] 出身
[編集] 種族
地球人
[編集] 国籍
[編集] 職業
宇宙艦隊准尉
[編集] 経歴
- 宇宙艦隊アカデミー教官(准尉)
- ディープ・スペース・ナイン 技術主任(准尉)
- U.S.S.エンタープライズD 転送主任(准尉)
- U.S.S.ラトレッジ 配属(乗組員)
[編集] 家族
- ケイコ・オブライエン (配偶者)
- モリー・オブライエン (子)
- キラヨシ・オブライエン (子)