マスカレード (漫画)
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マスカレード(仮面武闘会)は、板垣雅也作画の格闘技冒険漫画。月刊コロコロコミックにて2005年10月号から2006年8月号に掲載。
目次 |
[編集] 概要
獣面(アニマスク)をかぶった者のみが行ける聖地、「マスカレード」(「仮面武闘会」)という世界最強のマスクマンを決める大会がある。主人公、獅子獣六(ししじゅうろく)の父は病気だった母を見捨てた上、獣六に無理やり獣面をかぶせた現マスカレードチャンピオン、獅子獣王(ししじゅうおう)。獣六は母を見捨てた父を心の底から憎み、マスカレード予選を勝ち上がって父を倒すことを心に誓う。そして予選で出会った仲間と共にマスカレードを目指す。
[編集] 獣面能力
獣面能力(アニマスクアビリティ)とは、それぞれの獣面に備わっている特殊能力。厳しい修行を積まなければ使えない。また、無能力者のマスカレード出場は難しい。
[編集] マスカレード予選
- 一回戦
- 熊獣面(ヒグママスク)とバトル。
- 二回戦
- 世界各地から集まった100台のバスが戦闘競走(バトルレース)をしてマスカレード出場資格を奪い合う「仮面車競走」(マスカーレース)。
[編集] マスカレード本選
- 一回戦
鬼から逃げるという「かくれんぼ」。鬼に角をつけられると、今度はその人が鬼になる。日没までに角をつけてなかったらクリア。連載ではここで終了している。
[編集] 登場人物
[編集] 獣六とその仲間
- 獅子獣六(ライオンマスク)
- 主人公。実の父であるマスカレードチャンピオン、獅子獣王を倒すためマスカレードを目指す。必殺技は凸弾(でこぴん)で、強化版であるW凸弾も使用していた。しかし、攻撃範囲が狭い為、リーチが長くなければ敵に届かない弱点があり、縞馬獣面にそれを見抜かれた。常に屁をこいたり鼻くそをほじったりする。好きな物は焼肉とすき焼きもつ鍋で、嫌いな物は弱虫、毛虫、親父。誕生日は4月4日。血液型はB型。楽天的で短気な性格。名前の由来はかけ算の4*4=16だと思われる。連載初期の頃は、獣面能力が使えない無能力者だった(その時は持ち前の身軽さと絶大な破壊力でカバーしていた)が、話の最終回でアビリティが判明した。アビリティは3段階あり攻撃すると能力発動。第1段階は「能力の封印」で、能力を封印を受け、獣六のようにバッテンの傷が残る。第2段階は「封印の解除」で、能力の封印を解除することが出来、傷がさらに八方形になり、最後の第3段階で、「獣面の完全破壊」で獣面を破壊する。これで、敵を倒すことが可能。第3段階が完全に終わらなければ(詳しい詳細は不明)獣王みたく傷が残り、獣六は最終的その傷が残った。(能力封印はもちろん解除されている)獣六の能力は第2、第3段階の能力を一気に開放させ、Wデコピンを浴びせる「王家直伝の破壊」(ロイヤルストレートクラッシュ)また、第1段階で残る傷跡により、獅子獣面は延々と子孫が続いている。
- ビクトリーマスク
- 世界プロレスヘビー級王者。マスクはしているが獣面ではない。その為、本来マスカレードへは行けないのだがどさくさに紛れて参戦した。勿論獣面能力はない。唯一マスカレードに出てる普通の人間。
- 獣六を利用してマスカレードを制覇しようとしたが今は良き仲間になっている。通信教育でF1ドライバー講座を習っていた。(他にもモノマネ、格闘、応援も通信講座で習っていた)その為、仮面車競走ではドライバーを務めることに。長いアゴがチャームポイント。「ンナロー!!」が口癖。獣面能力は「凶器攻撃」(インテリジェンスアタック)能力といってもダイナマイトを全身に背負い、ただ自爆するだけの技である。
- 山羊マスク(ゴートマスク)
- 性格は冷静沈着。常に草を食べている。仮面車競走で獣六達と同じ「うさちゃんバス」に乗り、バスの左サイドを防御した。敵の強さを分析するのが趣味。獣面能力は手に触れた植物を紙に変えて様々な物を折る「紙の作りごと」(パルプフィクション)ちなみに、手から離れた紙は植物に戻る。
- 大熊猫マスク(パンダマスク)
- 「うさちゃんバス」に同乗。バスの後方を防御した。獣面能力はどんな所でも竹を生やせる「竹踊り」(パンプーダンス)。いつもドキドキしてる。
- 狼マスク(ウルフマスク)
- 「うさちゃんバス」に同乗。「ア゛ー」といういびきをかいていつも寝ている。バスの右サイドを防御した。獣面能力は空気中の水分を一瞬でつららに変える「氷の牙」(アイスファング)。どうでもいいことだが、山羊マスク、大熊猫マスク、狼マスクを思わせる3人が次回作の「流星のロックマン」に写っていた。
[編集] ライバルたち
- ゴリラ獣面/ゴリラマスク(ごりらじゅうめん)
- 獣面の一人。予選では獣六に倒されて完敗したが、本選1回戦を兼ねた敗者復活戦で獣六と戦う。獣面能力は体にかかる重力を自在に操る「G(グラビティー)ショック」。
- 犬獣面/ドッグマスク(いぬじゅうめん)
- 鼻づまりの獣面。予選で獣六にやられるが、本選一回戦で復活。獣面能力は、鉄を溶かすほどの燃える手を敵に当てる「灼熱のお手」(ホットドック)。
- 猫獣面/キャットマスク(ねこじゅうめん)
- 予選で縞馬獣面にやられるが、本選一回戦で復活した。獣面能力は、気配を完全に消し去り、移動することができる「猫足」(キャットウォーク)。
- 豚獣面/ピッグマスク(ぶたじゅうめん)
- 予選で獣六にやられるが、本選一回戦で復活。豚勝(トンカチ)という巨大な武器を使いこなす(ちなみに予選では、獣六の凸弾に防がれた)獣面能力は、自ら巨大な球体になり、敵にぶつかる「肉団子」(ミートボール)。
- ハイエナマスク(はいえなじゅうめん)
- 「新人殺し」(ルーキーキラー)という異名を持つ獣面。たくさんの家来を従えている。開会式では獣六の凸弾と獣王の鉄拳にやられたが、一回戦で復活した。獣面能力は戦闘不能者から獣面能力をコピーする「廃品回収」(ジャンキーコレクション)最後に獣六の「王家直伝の破壊」に敗れ、獣面は壊れ、普通の人間に戻り、散った。
[編集] 大会関係者
- 熊(ヒグマ)獣面/ベア(ヒグマ)マスク(ひぐまじゅうめん)
- マスカレードへの入口、「仮面門」(マスクゲート)の門番。一見はよぼよぼのおじいさんだが実は凄いマッチョマン。獣面能力は全身からハチミツを出して操ったりする「ハチミツの鎧」(ハニーアーマー)と「ハチミツの鎧」でハチを手に集めてビンタする「Beeンタ」(ビーンタ)。
- 兎獣面/ラビットマスク(うさぎじゅうめん)
- マスカレードの総合司会者。バニーガールの格好をしている。獣六達が乗った仮面車競走行きバス、「うさちゃんバス」のバスガイドの実況が好評だったため、総合司会になった。マスカレード王者と結婚して莫大な財産で一生遊ぶことを夢見ている。二重人格。獣面能力は10km先のアリの足音も聞こえるという「大注耳」(アテンションプリーズ)。
- 熊(ツキノワグマ)獣面/ベア(ツキノワグマ)マスク(つきのわぐまじゅうめん)
- マスカレードの門番の老人。ヒグマ獣面の双子の兄で、実際全く見分けがつかない。獣王の恐怖におびえて棄権しそうになった獣六を助けた。
[編集] その他の登場人物
- 獅子獣王(ししじゅうおう)
- 獣六の父。15歳でマスカレード王者になり、今なおその地位に君臨する。獣面たちから尊敬されているらしいが、冷酷非情な性格で、妻(獣六から言うと母)を見捨てた。獣六は幼少時代「父ちゃん」と呼んでいたが、現在心のセリフでは「クソ親父」と呼んでいる。あの傷跡はおそらく能力の獣の面完全破壊が途中で終わったことから残っているものと思われる(真意は不明)。また、最終回ではかつてマスカレードで共に戦った4人の仲間達と一緒に息子である獣六の戦いぶりを見ていた。ちなみにこの4人の仲間は獣六の4人の仲間と相似している。最後の獣王とビクトリーマスク似の人物との会話から、全員が彼等の父親であると推測される。
- 獣六の母
- 獣六と同じように凸弾を使っていた(実際、その凸弾を獣六をしつけするために使っていた)。獣六が幼少の頃、獣王(夫)に見捨てられて、獣六におまじないとして最後の凸ピンをして死んでしまった。
- 縞馬獣面/ゼブラマスク(しまうまじゅうめん)
- 獣六と仮面車競走で戦った。大きな剣を背負っている。獣面能力は敵の血液からバーコードを作って敵の情報を読み取る「縞模様の情報」ストライプインフォメーション)。人食い竜面に協力していたが、最終的には用済みといいながら、斬った。
- 謎の男(人食いマスク)
- ハイエナマスクを刺客に送り込んだ謎の男。マスクでも獣面ではなく竜面(ダイナマスク)。竜面は獣面とは別種らしい。最後に縞馬マスクに斬られる。
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