マルセル・ヤコブ
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マルセル・ヤコブ(Marcel Jacob、1964年1月 - )は、スウェーデンストックホルム出身のベーシスト。
1979年からイングヴェイ・マルムスティーンとライジング・フォースで音楽活動を開始。1982年に Force(後のヨーロッパ)、また Power などでも活動する。
再びマルムスティーンに招かれて1984年よりライジング・フォースに参加、翌年アルバム『マーチング・アウト』を発表する。続くツアーにも参加するが金銭問題により脱退。これに対するイングヴェイ・マルムスティーンの怒りから生まれた曲が「ライアー」(『トリロジー』に収録)になるが、1996年にアルバム『インスピレーション』に、2000年にはスウェーデンの短期ツアーにも同行している。
ライジング・フォース脱退後スウェーデンに帰国してジャズ・ロック・バンド Wasa Express による1986年の再結成ツアーに参加。 同年末、ヨーロッパを脱退したジョン・ノーラムのソロ・アルバム『トータル・コントロール』に全面参加し、ツアーも行う。しかしアルバム第2作目を制作中にマネージメントとの間に問題が発生し、これも長くは続かなかった。
しかしノーラムとの共同作業で生かされなかったマテリアルをヨラン・エドマンらと制作させる中で幸運にもジェフ・スコット・ソートとの再会を果たし、これがタリスマン結成となった。
その後はタリスマンやヒューマン・クレイなどジェフ・スコット・ソートとの活動を主軸に、ラスト・オータムズ・ドリームほか様々なプロジェクトで活躍している。
目次 |
[編集] ディスコグラフィ
[編集] タリスマン
- タリスマン (1990)
- ジェネシス (1993)
- ファイブ・アウト・オブ・ファイブ (1994)
- ヒューマニマル (1994)
- ヒューマニマル・パート2 (1994)
- ライフ (1995)
- トゥルース (1998)
- キャッツ・アンド・ドッグス (2003)
- Live at the Sweden Rock Festival 2001 (2001)
- The World's Best kept Secret (2005)
- 7 (2006)
[編集] ヒューマン・クレイ
- ヒューマン・クレイ (1996)
- ユーフォリア (1997)
- Closing the book on Human Clay (2003)
[編集] イングヴェイ・マルムスティーン
- マーチング・アウト (1985)
- インスピレーション (1996)
[編集] ジョン・ノーラム
- トータル・コントロール (1987)
- ライブ・イン・ストックホルム (1991)
[編集] ラスト・オータムズ・ドリーム
- II (2005)
- ウィンター・イン・パラダイス (2005)
- Saturn Skyline (2006)
[編集] その他
- Eyes - Eyes (1990)
- Billionaires Boys Club - Something Wicked Comes (1993)
- The Johansson Brothers - The Johansson Brothers (1994)
- ミザリー・ラブズ・カンパニー - ミザリー・ラブズ・カンパニー (1995)
- The Johansson Brothers - Sonic Winter (1997)
- Meldrum - Loaded Mental Cannon (2001)
- Humanimal - Humanimal (2002)
- Radioactive - Yeah! (2003)
- スペース・オデッセイ - エンブレイス・ザ・ギャラクシー (2003)
- Deacon Street Project - Deacon Street Project (2004)
- Sha Boom - The Race Is On (2005)
- Locomotive Breath - Change Of Track (2006)
- スピーディー・ゴンザレス - エレクトリック・ストーカー (2006)
[編集] 外部リンク
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