メアリー・ピックフォード

メアリー・ピックフォード

メアリー・ピックフォード（Mary Pickford、1892年 4月8日 - 1979年 5月29日）は、カナダのトロント生まれの女優・プロデューサーである。サイレント映画時代の大スターであり、「アメリカの恋人」と呼ばれて親しまれた。

本名グラディス・ルイーズ・スミス。7歳よりカナダの巡業劇団に参加し子役として活躍していたが、ニューヨークに移りブロードウェイの舞台に立つようになった。1909年、15歳の時にD・W・グリフィスに認められて映画デビュー。身長152cmの彼女は、無邪気な少女役で人気を博した。

週100万ドル稼ぐ最初のスターであった。（浪費するグロリア・スワンソンと違い、コツコツ貯金するタイプだった。）

1916年、自分自身のプロダクション「メアリー・ピックフォード・カンパニー」を設立。自分で自分の映画を作り出す最初の女優となった。

1922年、ドイツの映画監督エルンスト・ルビッチをハリウッドに招き『ロジタ』を制作。

1929年の『コケット』でアカデミー主演女優賞を受賞した。

1933年に俳優業から引退している。引退後はプロデューサーとして映画製作に参加したり、化粧品会社などを設立し実業家としても活躍した。1975年にアカデミー名誉賞を授与された。

プライベートでは1920年にダグラス・フェアバンクスと結婚し、このカップルは"ピックフェア"と呼ばれて親しまれていたが1939年に離婚している。

彼女の名を取った「メアリー・ピックフォード」というカクテルがある。ラムにパイナップル・ジュースをブレンドしたものである。

[編集] 主な出演作品