メキシコ風カレー
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メキシコ風カレーは、カレー料理の一種。北米に位置するメキシコは、つとに激辛料理大国としても知られ、ハバネロ、ハラペーニョの原産地である。メキシコは世界で有数の香辛料を消費する国の一つに数えられる。例えば現地のフルーツパーラーにおいては、マンゴー、パパイア、パインなどのカットフルーツに唐辛子の粉をふりかけたデザートが女性や若者を中心に好まれているほどである。
メキシコにはカレー文化の伝統はないものの、辛みのある煮込み料理は多数存在する。トマトベースのサルサソースにコリアンダー、ハラペーニョなどで辛味を出し、牛肉が使われる。また、ひき肉といんげん豆を代用することもある。色はトマトと赤唐辛子が入るために赤っぽい色のものがほとんどだが、日本でいうグリーンカレー(メキシコではベルデタイプ)も存在する。
一方、日本国内では2005年、夏季限定発売品としてエスビー食品からメキシカンHOT CURRY(サルサソーステイスト大辛、タコステイスト激辛の2種類)が全国発売され好評を博した。