メンマ
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メンマ(支那竹)
- 食品の「メンマ」は以下に記す。
- おしだ(シダ類の一種)の別名。
メンマ(麺麻)は麻竹(マチク)のタケノコを乳酸発酵させた、中国の加工食品。麺類に入れる麻竹であることから、「麺麻」と呼ばれる。日本では主にラーメンの具として食べる。
メンマという名前が日本で知られる様になったのは昭和50年代になってからである。それまでは支那竹(シナチク)と言う言葉が一般的であった。
当時はラーメンの専門店が少なく、中華蕎麦と呼ばれる物にシナチクがトッピングされていた。この時のシナチクの中には、孟宗竹(モウソウチク)のタケノコを発酵させた物もあった。後に瓶詰めのメンマが販売されると、一気にメンマの名が浸透したが、ラーメン店などではメンマ、一般食堂で中華蕎麦を出している所はシナチクと呼んでいることが多い。また世代によりメンマが通じず、シナチクが通じる場合もある。又支那が差別語的に使用された時代があったためメンマ呼ぶことが普及したとも言われる。