モスクワ総主教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モスクワ総主教(モスクワそうしゅきょう)は、東方正教会に属する教会であるロシア正教会の長。ロシアの正教会は、1448年以降、事実上、コンスタンティノープルの総主教座から独立していたが、その頂点にして指導者は従来通り、府主教の位階を有すに止まっていた。1589年になって初めて、時のツァーリ、ボリス・ゴドゥノフは、ロシア教会の公式の独立を望み、東方正教会の高位聖職者数名の認可を取った。そのことにより、ロシアの正教会は独立した正教会と認められ、その頂点にはモスクワ総主教がおかれた。
正式の称号はモスクワおよび全ロシアの総主教。 現在のモスクワ総主教はアレクセイ2世。 これまでの総主教のうち、有名な者には、17世紀初頭のフィラレート(ミハイル・ロマノフの父)、17世紀後半に正教会を結果として分裂させたニコンがいる。
この「モスクワ総主教」は、キリスト教に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。(ポータル キリスト教/ウィキプロジェクト キリスト教) |