モンゴル料理
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モンゴル料理(モンゴルりょうり)とは、モンゴルの民族料理を指す。
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[編集] 解説
モンゴル料理は、肉や乳を多用する、脂っこい、酸っぱいなどの特徴を持つ。また調味料は塩以外が使われることは稀である。主食として小麦や米が使われるが量的には肉が主食並みの量を占める。脂肪分の多さと肉中心の食事のため、食べつけない日本人が食べると、胃腸に負担がかかるとも言われる。家庭料理でも、食堂でも、モンゴル人は普段はモンゴル料理しか食べない。バリエーションが少ない割には、モンゴル文化の中心に位置付けられる。中国東北部やロシアで栽培された白米も食べるが、水分が少なく、どちらかと言えばタイ米に近い。パン食や麺食の方が一般的である。モンゴルでは昔は野菜をほとんど食べなかったが、モンゴル北部を中心に野菜栽培がされるようになり、今では野菜食は一般的である(ただし日本や中国に比べると野菜の種類はごく少ない)。
[編集] 食材
[編集] 肉
一般に取引される食肉では、馬が一番安く、鶏が一番高い。季節・相場により異なるが、安い順に以下のように並べられる。
- 補足
日本ではモンゴル料理のように誤解されているジンギスカンはモンゴル料理ではない。上記のほかに駱駝肉なども食べられることがある。
[編集] 乳
[編集] 野菜
寒冷地で栽培できるものが中心である。