ヤマコー
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
略称 | ヤマコー、山交 |
本社所在地 | 〒990-9567 山形県山形市鉄砲町2-13-18 |
電話番号 | 023-622-5181 |
設立 | 1943年10月1日 |
業種 | 不動産業 |
事業内容 | 商業ビル賃貸、索道 |
代表者 | 代表取締役社長 武田吉則 |
資本金 | 10億5000万円 |
売上高 | 28億6802万円(2006年3月) |
従業員数 | 83名(単独) 971名(連結)(2006年3月) |
決算期 | 3月末日 |
主要子会社 | 山交バス |
外部リンク | http://www.yamako.co.jp/index.html |
株式会社ヤマコーは、山形県山形市に本社を置く、同県内陸部を地盤とするユトリアグループの中核企業である。旧称は山形交通。
かつては鉄道・バスを経営していたが、鉄道事業は1974年に全廃し、バス事業は1997年に山交バスに分社化した。
現在の主な事業は山交バスのバスターミナルとなっている山交ビルや自社用地を利用した商業ビル等の賃貸である。
目次 |
[編集] 沿革
戦時中の会社統制により、山形県の地方私鉄であった三山電気鉄道・尾花沢鉄道・高畠鉄道と、バス会社であった山形交通自動車商会・今村自動車の5社が合併し、存続会社は三山電気鉄道、新社名は山形交通となった。
しばらくは鉄道とバスの会社であったが、1960年代からのモータリゼーションの進展でにより鉄道線は1974年までにすべて廃止、バス専業会社となる。山形県内陸地方全域にバス路線網を持っていたが、バス利用者の減少に歯止めがかからず、多くの路線が廃止になったり、自治体バスへ転換したりしている。
1993年にCIを導入、車体に描かれているロゴマーク「ユトリア」を制定。「ユトリア」とは、「ユートピア」と「ゆとり」の造成語で、ゆとり社会をひらくグループの方向性を表す、とされている。
1997年にグループ企業を集約合併しユトリアグループとして、株式会社ヤマコーを設立。バス事業は分社化により現在名の山交バスとなった。
[編集] 年表
- 1943年10月1日 - 三山電気鉄道を存続会社として、高畠鉄道・尾花沢鉄道・山形交通自動車商会・今村自動車を戦時統合により合併し、山形交通株式会社発足
- 1970年9月10日 - 尾花沢線(旧尾花沢鉄道)を廃止
- 1974年11月18日 - 三山線(旧三山電気鉄道)・高畠線(旧高畠鉄道)を廃止、鉄道事業から撤退
- 1993年 - ユトリアのCIロゴ導入
- 1997年10月1日 - バス事業を山交バスに分社、企業グループ名を「ユトリアグループ」とし、株式会社ヤマコーに社名変更
[編集] 事業内容
- 不動産事業部 - 山形市中・周辺のマンション・商業ビル・駐車場賃貸
- 山交ビル事業部 - 山交ビル(山形市・バスターミナル併設)の管理
- 索道事業部 - ロープウェイ「蔵王スカイケーブル」の運営
- 商事事業部 - 業務用食品等の卸・小売
[編集] グループ会社
- 交通
- 山交バス - 乗合・貸切バス、自動車整備
- 山交ハイヤー - タクシー、貸切バス
- ヤマコーリゾート - 索道、旅館、不動産
- 蔵王中央ロープウェイ - 同名ロープウェイの運営
- 蔵王観光開発 - 索道、旅館
- 蔵王菖蒲沼リフト - 索道
- 月山観光開発 - 索道
- 観光
- 山交観光 - 旅行代理店
- 蔵王ゴルフ - ゴルフ場
- リナワールド - 遊園地
- 商業
- ユトリア不二家 - 山形・宮城県の不二家フランチャイズ
- 山形ゼロックス - ゼロックスの特約店
- 山交保険サービス - 東京海上日動火災保険の代理店
[編集] 関連項目
- 旧山形交通の鉄道路線
[編集] 外部リンク
- グループ会社
- 山交バスについては山交バス (山形県)#外部リンクを参照
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