ユニオンペイ・ネットワーク

中国ユニオンペイ (Chinese: 中国银联, 銀聯)は中華人民共和国を中心に広がっている決済ネットワークシステム。略称はCUP（China UnionPay）。2002年3月に設立され、中国中の銀行が加盟している。

一般に中国におけるクレジットカードと呼ばれ、現地でも銀聯（ぎんれん）カードは「信用卡」(クレジットカード)と呼称されている。しかし、実際には与信機能がなく、発行した銀行にある口座から即時に引き落とされる。つまり、日本でいうデビットカードに相当するのが実態である。

2006年現在、中国以外にもアメリカ合衆国、日本、シンガポール、韓国、タイ、ドイツ、フランス、オーストラリアなど約20カ国の加盟店で利用できる。

[編集] カード発行メンバー

「ユニオンペイ」は主に以下の金融機関によって発行されている。

現在は中国本土以外ではほとんど利用ができる加盟店がないが、加盟店ネットワークを拡大していく方針。

香港とマカオで銀通(JETCO)というATMネットワークと接続している。

中国では外貨持ち出し制限があるために、中国人観光客は日本でのショッピングに制約があった。中国人観光客の多い店舗では加盟店が増加しつつある。

ディスカバーカードと相互提携しており、米国内での加盟店舗、ATMは多い。
日本の株式会社クレディセゾンは、同社の上海に於ける現地法人である世尊商務諮詢（上海）有限公司が中国銀行と提携し、「長城SAISONクレジットカード」の名称で発行している。
2006年より、シティバンク発行のワールドキャッシュの提携ネットワークに加えられ、銀聯とシティのネットワーク相互利用が可能になった。
発行銀行によっては他の国際ブランド（VISA/MasterCard/JCB）との複合タイプも存在し、その場合当該ブランドの加盟店で利用可能である。日本を基準とした対応状況を整理すると下表の通りである。