ユンカース・カム・ヒア
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『ユンカース・カム・ヒア』(Junkers Come Here)は、TM NETWORKの木根尚登原作の小説。それをもとに1995年に公開されたアニメ映画。または、サウンド夢工房で放送されたラジオドラマ。
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[編集] 概要
木根は映画で使用される音楽制作・声優を担当した。映画版の監督は佐藤順一。
映画(劇場版)は1995年毎日映画コンクールアニメーション映画賞受賞。しかし、興行が成功しなかった為にDVDもビデオにもならずに幻の作品になってしまった。
その後『ユンカース・カム・ヒア』を観る会ができ、映画の舞台になっている東急世田谷線沿線の下高井戸シネマで上映会や主人公の通う学校のモデルになった世田谷区立赤堤小学校での上映からCS放送、ビデオ・DVD発売へと至り、ファンを増やすことに成功した。
[編集] ストーリー
11歳の少女ひろみと人間の言葉を話せるミニチュア・シュナウザー犬のユンカースと共に思春期のありのままの心を描く。原作と映画版では少し異なる。感動のファンタジーアニメ。
[編集] 登場人物
以下の記述は映画版に基づく。
- 野沢ひろみ
- 本作の主人公。小学校6年生で野沢家の一人娘。
- ユンカース
- 野沢家に飼われているミニチュア・シュナウザー犬。ある日突然人と会話できるようになるが、ひろみとの間の秘密となった。
- 野沢新太郎
- ひろみの父親。コマーシャルフィルムの監督をしており、ロケ等で家を空けがち。
- 野沢鈴子
- ひろみの母親。キャリアウーマンとして働いている。家庭観・仕事観で新太郎と対立している。
- 木村圭介
- ひろみの家庭教師で大学4年生。ひろみにとっては憧れの人だったが、婚約者がいた。
- 井上洋子
- 圭介の婚約者。
- 森田文江
- 野沢家に勤める家政婦。お茶目な性格で、秘かに圭介に好意を抱いていた。
[編集] 映画版
[編集] スタッフ
- 原作・音楽:木根尚登
- 企画:渡辺繁
- プロデュース:高梨実・横山和夫・浅利義美
- 監督:佐藤順一
- 脚本:布施博一
- キャラクターデザイン・作画監督:小松原一男
- 美術監督:門野真理子
- 色彩設計:西表美智代
- 撮影監督:玉川芳行
- 音響監督:斯波重治
- 編集:瀬山武司
- アニメーション制作:トライアングルスタッフ
- 製作:バンダイビジュアル・角川書店
[編集] キャスト
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