ヨイトマケの唄
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ヨイトマケの唄(よいとまけのうた)は、美輪明宏(当時・丸山明宏)が自ら作詞作曲した1966年のヒット曲。
[編集] 概要
女手1つで自分を育てた亡き母を回顧する歌である。歌詞の中に差別用語と扱われる「土方」(どかた)が含まれているために民放では近年まで放送が自粛されていたが、最近は放送される機会が増えている。なお、NHKでは放送自粛となっていない。
「ヨイトマケ」とは、かつて建設機械が普及していなかった時代に、土木建築に従事していた人々の呼称のことである。
[編集] メディア
- 2000年10月13日、フジテレビ『桑田佳祐の音楽寅さん』で、桑田佳祐が歌唱した。
- 2005年10月7日、TBS『筑紫哲也 NEWS23』のエンディングで、槇原敬之がスタジオライブで歌唱した。
- 2005年11月5日、公開の映画『TAKESHIS'』で、美輪明宏による歌唱があった。ライブハウスのシーンだったが、途中から曲調が可笑しくなり最後にはラップになってしまうというとんでもない使われ方をしていた。
- 2006年2月2日、TBS『うたばん』400回記念スペシャル内で米良美一がフルコーラス歌唱した。
- 2006年3月3日、フジテレビ『僕らの音楽2』で槇原敬之が番組のラストナンバーにフルコーラスを歌った。なお、このとき槇原・美輪明宏の対談も実現した。
- 2006年3月19日、テレビ朝日『グレートマザー物語』第222回にて米良美一が1・2番のみ歌唱した部分を放送。
- 2006年4月14日、テレビ東京『たけしの誰でもピカソ』・祝400回記念SPでは、美輪明宏が誕生秘話を語るとともに、本人によるフルコーラスが実現した。
- 2007年1月15日、日本テレビ『極上の月夜』で、美輪明宏がノーカットでフルコーラスを歌唱した。この放送では、槇原敬之による弾き語り(一部)や、泉谷しげる、大竹しのぶ、桑田佳祐、米良美一によるカバーや、映画『TAKESHIS'』で美輪明宏による歌唱があることも紹介された。
- 2007年2月16日、フジテレビ『Dのゲキジョー』で、米良美一がフルコーラス歌唱した。
[編集] カバー
なぎら健壱、新井英一、桑田佳祐、breath mark、泉谷しげる、酒井俊、米良美一、新結成時のザ・フォーク・クルセダーズ、大竹しのぶ、大西ユカリと新世界などによりカバーがなされている(桑田は自身のソロベストアルバム『TOP OF THE POPS』に収録)。近年では、槇原敬之も自身のカバーアルバムに収録している。