ライデン (餓狼伝説)
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ライデン(ビッグ・ベア) プロフィール
ライデン(Raiden)は、SNKの対戦型格闘ゲーム『餓狼伝説』シリーズに登場する架空のプロレスラー。
また、ここでは彼のもう一つの顔であるビッグ・ベア(Big Bear)も含めて記述する。
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[編集] キャラクターの概要
- かつては正統派のレスラーであったが八百長の濡れ衣をかけられ、所属協会から追放処分を受ける。それ以後、悪役覆面レスラーとなってストリートファイトで憂さを晴らしていた所をギース・ハワードに目をかけられ、彼の開催する格闘大会「キング・オブ・ザ・ファイターズ」に出場していた(初代『餓狼伝説』)。
- しかしテリー・ボガードたちに打ち負かされたことで自らの間違いに気付き、ギースが死亡した(と思われた)こともあり、『餓狼伝説2』・『SPECIAL』ではマスクを脱いで正統派レスラー「ビッグ・ベア」に転向する。
- 『WILD AMBITION』では時代設定が初代の時に戻っているため、再度悪役のライデンとして登場。
- 上記の事をうけてか『CAPCOM VS. SNK』シリーズでもライデンとして登場しているが、特にギースに従っている様子はなく、むしろ彼と手を切りたがっていることが窺える。
- 『ザ・キング・オブ・ファイターズ'94』ではビリー・カーン、キングとのイギリスチームでの登場が考えられていたが、開発が進むにつれビリー共々不知火舞、ユリ・サカザキに取って代わられることとなった。
- 『餓狼 MARK OF THE WOLVES』家庭用版のギャラリーモードで見られるイラストではグリフォンマスクと「ライデン」として対戦しているものがある。再び悪役レスラーに戻したのか、あるいはギミックとして正統派の「ビッグ・ベア」と悪役の「ライデン」を使い分けているのかは不明。
- 追放以前は『ファイヤースープレックス』に登場するレスラー、ビッグ・ボンバーダーとコンビを組んでいた。追放の理由となった八百長疑惑は、彼の裏切りによるものである。
- 「ライデン」の名前は江戸時代の力士「雷電爲右衛門」に由来している。造形面(覆面・素顔とも)及びファイトスタイルの直接のモデルはアメリカのプロレスラー、レオン・ホワイトであるが、そのリングネームの1つ「ビッグバン・ベイダー」は前述のビッグ・ボンバーダーの命名の由来である。
[編集] キャラクターの特徴
『餓狼伝説2』ではプロレスラーであるにも拘らず、必殺技に投げ技がないというかなり稀有な性能であった。
[編集] 技一覧
[編集] 必殺技
- 毒霧(『WILD AMBITION』では「DOKUGIRI」)
- 口から緑色の液体を吹きかける技。悪役レスラーとしての面を象徴する技であり、ビッグ・ベアとしては使用しない。
- ジャイアントボム
- クラウチングスタートの姿勢からショルダータックルで突進する。
- スーパードロップキック
- 強烈なドロップキック。ボタン溜め技で、押していた時間に比例して威力が変動する。
- ベアボンバー
- 『餓狼伝説SPECIAL』で追加されたコマンド投げ。パワーボムで相手を叩きつけて爆発を起こす。
- 数字の「4」を上下逆さにして描くようなコマンドが特徴的で、このコマンドは後の餓狼シリーズでも登場している(山崎竜二の「爆弾パチキ」)。
- サンダーデスドライバー
- 『WILD AMBITION』でのコマンド投げ。
- サンダークラッシュボム
- 『CAPCOM VS. SNK』でのコマンド投げ。
[編集] 超必殺技
- ファイアーブレス
- 口から火を噴く技。一部媒体では「体内のベア火炎袋で炎を作る」などとまるで怪獣図鑑のような解説がなされていた。
- トールハンマー
- 『WILD AMBITION』での超必殺技。
- バーサークトライデント
- 『WILD AMBITION』での超必殺技。
- サークルハリケーン
- 『WILD AMBITION』でのオーバードライブパワー。なおコマンドは上記のベアボンバーと全く同じ物である。
- デストラクションドロップ
- 『CAPCOM VS. SNK』での超必殺技(スーパーコンボ)。
- クレイジートレイン
- 『CAPCOM VS. SNK』での超必殺技(スーパーコンボ)。
[編集] 担当声優
- 竹田団吾(餓狼伝説2、SPECIAL)
- ジョン・フラトン(WILD AMBITION、CAPCOM VS. SNKシリーズ)
[編集] 関連人物
- ギース・ハワード
- ビッグ・ボンバーダー